アジア通貨動向(7日)=総じて上昇、利下げ受けルピアが高い
[シンガポール 7日 ロイター] 7日のアジア通貨市場は、リスク志向の回復を受けて全般に堅調に推移する中、ルピアが2%上昇している。インドネシア中央銀行による追加利下げを受け、同国の債券市場に外国人の買いが入ったことがルピアの支援材料となっている。
インドネシア中銀はこの日、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ、8.75%にすると発表。これはアナリストの予想だった25bpを上回る大幅利下げだった。
ルピアIDR=は利下げ発表前に1米ドル=1万0825ルピアの高値をつけていたが、その後も1万0850ルピア付近で堅調に推移している。
韓国ウォンKRW=は前日終値から2.4%近く上昇して1米ドル=1281.9ウォンと、1週間ぶりの高値をつけている。海外勢が引き続き国内株式市場に買いを入れているという。
フィリピンペソPHP=は1%近く上昇し、昨年9月末以来の高値となる1米ドル=46.5ペソ。あるトレーダーは「海外からの送金や、海外投資家のリスク志向の高まりで、ペソ需要も盛り上がっている」と指摘した。
ペソは昨年13%下落したが、年明け以降は約2%上昇し、アジア通貨の中で最も堅調に推移している。
マレーシアリンギMYR=は約0.3%高の3.495リンギ。
シンガポールドルSGD=は全般の流れに逆行して0.5%下落し、1.4768シンガポールドルとなった。
シンガポールドルはアジア通貨の年末の上昇相場に連れ高し、12月に5%余り急伸していた。しかしアナリストやトレーダーは、シンガポール経済の見通し悪化を考慮し、今年のシンガポールドルに対する弱気姿勢を崩していない。
UBSのアナリストは調査ノートで「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の悪化を考えれば、(12月の)動きは正当化し難い」と指摘した。
シンガポール金融管理局(中央銀行)は名目実効為替レート(S$NEER)を金融政策手段としているが、アナリストらは4月の政策見直しで金融管理局が許容変動幅(政策バンド)の中央値を引き下げ、シンガポールドルを下落させると予想している。
*0702GMT(日本時間午後4時02分)時点のアジア各国通貨の対米ドル相場は次の通り。
シンガポールドル 1.4729
台湾ドル 32.942
韓国ウォン 1292.30
タイバーツ 34.91
フィリピンペソ 46.48
インドネシアルピア 10825.00
インドルピー 48.65
マレーシアリンギ 3.4980
人民元 6.8339
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