シドニー外為・債券市場=豪ドル下落、債券先物は上昇
[シドニー 8日 ロイター] 8日のシドニー外国為替市場の豪ドルの対米ドル相場
は、前日の3カ月ぶりの高値水準から下落した。オーストラリアの経済指標が悪い内容だ
ったことを受けてリセッション(景気後退)への懸念が高まった。このためリスク回避傾
向が強まり、高利回り通貨が売られる結果となった。
この日発表された2008年11月の新規住宅建築許可件数(季節調整済み)は前月比
12.8%減となり、ここ6年間で最大の落ち込みを記録。予想(1.0%減)をはるか
に下回った。また11月の豪貿易収支は、輸出の減少を受けて貿易黒字が14億5000
万豪ドルに減少。アナリストらは20億豪ドル前後を予想していた。
ICAPのシニアエコノミスト、アダム・カー氏は「豪準備銀行(RBA、中央銀行)
はこの結果を懸念していると思われる。この統計を受け、2月3日に再び積極的な利下げ
が行われる可能性が高まった」と述べた。
現地時間午後4時20分(0520GMT)時点で豪ドル相場は1豪ドル=
0.7072米ドルと、7日のシドニー市場終盤の0.7208米ドルから下げている。
7日には3カ月ぶり高値の0.7270米ドルをつけていた。
リスク投資意欲が後退する中、豪ドルは対円でも2カ月ぶりの高値水準から下落。7日
のシドニー市場終盤の1豪ドル=67円64銭から65円40銭に下げている。株価下落
を受けてキャリー取引需要が後退した。
豪債券先物は上昇。弱い内容の経済指標が、RBAによる積極的な利下げへの期待をつ
なぎとめた格好。3年債3月限は0.11ポイント高の96.565、10年債3月限は
0.12ポイント高の95.860。
〔豪ドル/米ドル〕
0520GMT 0.7072
0100GMT 0.7076/79
前営業日終値 0.7208/10
〔10年債先物3月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0520GMT 95.860(+0.120)
0100GMT 95.765(+0.025)
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