UPDATE2: 人民元めぐるガイトナー発言、中国の専門家は表立った対立にはならないと指摘

2009年 01月 23日 18:44 JST
 
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 [上海/北京 23日 ロイター] オバマ米大統領が財務長官に指名したガイトナー氏が、同大統領は中国が人民元を操作していると確信していると発言したことを受け、中国のアナリストの間では、中国は米国に対して不満を表明するものの、怒りをあらわにすることはないとみられている。

 ガイトナー氏は22日、人事を承認する上院財政委員会の質問への書簡での回答で、オバマ大統領は中国が為替を「操作している」との認識を持っている、と述べた。ブッシュ前政権は数年間、この表現を意図的に避けていた。

 中国人民銀行(中央銀行)当局者は23日、ガイトナー氏の人民元に関するコメントに留意し、関係当局に報告したことを明らかにした。

 当局者はロイターの電話取材に対し「われわれはこの報道に留意している。政府の関係当局に報告し、対応を待っているところだ」と述べた。これ以上の詳細への言及は拒否した。

 米中関係の専門家Tao Xie氏は「中国は非常に不満に思うだろう」と指摘、「政権の高官がこれほど強く、名指しで中国を批判したことはない」と述べた。

 ガイトナー氏は「広範囲にわたるエコノミストの見解に基づき、オバマ大統領は中国が自国通貨を操作していると確信している」と述べた。

 ガイトナー氏の発言を受け、中国が米国債保有を減らすのではないかとの懸念から、国債価格は下落した。ただ、中国社会科学院のYi Xianrong教授はそうしたことを懸念するのは時期尚早との見方を示した。同氏は、外務省や人民銀行はこの発言をさほど深刻には受け止めないだろうと指摘、「中国は外交ルートを通じてのみ、米国の真の姿勢を理解しようとするだろう。もし米国が本当に介入するために外交手段に訴えるとしたら、中国はそれ対して策を講じる」と述べた。

 また、前出のXie氏は「オバマ政権の最初の100日は多忙過ぎて、中国に対応する時間はないだろう」との見方を示し、オバマ大統領が本当に中国に何かするよう促したいのなら、対立をあらわにするような方法ではなく目立たない方法を選ぶだろう、と指摘した。

 

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