シドニー外為・債券市場=豪ドル下落、債券先物は上昇
[シドニー 8日 ロイター] 8日のシドニー外国為替市場の豪ドル相場は下落。ま
もなく始まる米企業の決算発表シーズンが暗めの内容になるとの懸念がリスク意欲を弱め、
豪ドルなど高利回り通貨から資金が流出した。
豪ドルの対米ドル相場AUD=は1豪ドル=0.7038米ドルと、前日のシドニー市場
終盤の0.7140米ドルから下落している。対円相場AUDJPY=は1豪ドル=
70円15銭と、前日の71円73銭を下回っている。
対ユーロAUDEUR=Rでは1豪ドル=0.5348ユーロと、海外市場でつけた約5カ月
ぶり高値の0.5398ユーロから軟化した。
ドイツ銀行のアナリスト、ジョン・ホーナー氏は「過去数週間で豪ドルはかなり上昇し
たが、株式市場が軟化しているため、何らかの調整が起きている」と指摘した。
8日のアジア株式市場は下落し、一方米国債は上昇した。米アルミ大手アルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)
が7日、米主要企業の先陣を切って発表した2009年度第1・四半期(1―3月)決算
が2四半期連続の赤字だったことを受けた。
リスク回避傾向が強まったことが豪債券先物相場を押し上げ、3年債6月限YTTc1は
0.05ポイント高の96.385、10年債6月限YTCc1は0.06ポイント高の
95.45。
一部アナリストらは、最近の株価上昇を主導した景気回復期待は時期尚早だとみている
が、大半のアナリストは、リスク意欲の全般的な高まりが今後も続くと考えている。この
ことは中期的に見て豪ドルにとって良い前兆だ。
ロイターが4月にストラテジスト47人を対象に行った調査では、豪ドル相場の6カ月
後の相場目標が0.68米ドル、12カ月後が0.71米ドルとなり、3月時点の予想
(0.64米ドル、0.69米ドル)から上昇した。
〔豪ドル/米ドル〕
0615GMT 0.7038
0000GMT 0.7084―0.7088
前営業日終値 0.7140―0.7143
〔10年債先物6月限〕(カッコ内は前営業日精算値比)
0615GMT 95.45(+0.06)
0000GMT 95.380(―0.010)
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