シドニー外為・債券市場=豪ドル安値水準、債先は急伸
[シドニー 21日 ロイター] 21日のシドニー外国為替市場の豪ドルの対米ドル
相場は、3週間ぶりの安値水準からは幾分回復したものの、大幅下落による影響が依然響
き、抑制された水準にある。株価下落で投資家心理が弱体化し、豪ドルの最近の上昇にブ
レーキがかかった。
豪ドルは20日、ここ2カ月間で最大の下落を記録、海外取引で最大3%下げた。米銀
大手バンク・オブ・アメリカが同行の信用状態が悪化するとの見通しを示したことで、銀
行各行の生存能力への懸念が再浮上したことを受けた。
豪ドル相場は1豪ドル=0.7013米ドルと、抑制された水準。海外取引でつけた安
値0.6953米ドルからは上昇しているものの、前日のシドニー市場終盤の
0.7184米ドルを依然大幅に下回っている。
豪ドルは今回の下落でいくつかの主要な下値支持線を割り込んだ。コモンウェルス銀行
のストラテジストは「豪ドルは依然、対米ドルで3―4%高すぎる」とした上で、「株価
は企業決算発表シーズンによって一段と下落する可能性があり、このことで豪ドルも押し
下げられるかもしれない」と述べた。
豪ドルは今後数日間で0.6930米ドル付近の下値支持線を試すとみられている。こ
れよりも下の主要な支持線は0.6810米ドルにあるとみられている。
豪ドルは20日と21日の大幅な下落にもかかわらず、依然として3月初めの水準を
10%近く上回っている。
円相場が上昇する中、豪ドルは対円で1豪ドル=68円90銭と、前日の71円08銭
から下落。
豪債券先物相場は急伸。株価の下落で、安全資産とされる政府債への需要が高まった。
3年債6月きりは0.19ポイント急伸し、96.53。11月11日以来の大幅上昇と
なった。10年債6月限は0.24ポイント急伸し、95.64。こちらは約1カ月ぶり
の大幅上昇だった。
〔豪ドル/米ドル〕
0615GMT 0.7013
0000GMT 0.6996―0.6999
前営業日終値 0.7184―0.7186
〔10年債先物6月限〕(カッコ内は前営業日清算値比)
0615GMT 95.64(+0.24)
0000GMT 95.65(+0.25)
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