UPDATE2: 中国は2010年に8%成長達成できるが、当面は緩和的な政策維持する=人民銀金融政策委員
[シンガポール 6日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)の樊綱・金融政策委員は6日、中国経済は安定し、来年は8%の成長を達成できる見込みだが、当面は緩和的な財政および金融政策を維持する、との考えを示した。
同委員は、ロイターとのインタビューに対し「経済は安定し、個人的な見方では、回復が持続すると考えている。2010年に8%の成長を達成することに問題はない」と語った。
中国経済は第3・四半期の成長率が8.9%に加速し、年間でも8%の成長は実現可能だとの見方が高まっている。
中国政府は、中国の社会的安定を維持するためには、最低8%の経済成長が必要だと考えている。
樊綱氏は国民経済研究所所長を務めており、人民銀行の金融政策委員会で唯一の学者メンバー。
人民元相場については、海外から切り上げ圧力が高まっているにもかかわらず、中国が人民元の大幅な上昇を容認する可能性はほとんどない、との考えを示した。
週末に英スコットランドで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、世界経済のリバランスに関する議論が行われ、その中でアジア通貨の上昇を求める声が出される可能性がある。
また同委員は、来年は輸出が拡大する見込みだが、財政刺激策に必要な資金をまかなう必要があるため、財政収支は引き続き国内総生産(GDP)の3%程度に相当する赤字を計上するだろう、との見方を示した。
インフレ率については、膨大な生産能力などがあるため、短期的には問題とならない、と指摘した。
同委員は「全般的に、政策は依然として緩和気味だ。政策の調整があるかどうかは経済の状況次第だ」と述べた。
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