シドニー外為・債券市場=豪ドルは下落後に持ち直す、債先は上昇
[シドニー/ウェリントン 7日 ロイター] 7日のシドニー外国為替市場の豪ドル相場は、1カ月ぶりの高値水準から下落した。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)はこの日の定例理事会後、現行4.50%の政策金利を維持すると発表。一方、与党労働党は先月のオーストラリア下院選挙を受けた政権樹立のための多数派工作で独立系議員の支持を獲得し、政権をかろうじて維持した。これにより、同政権が計画している資源税の導入が実現する可能性が高まった。
ギラード首相の続投が決まったことを受け、豪ドルの対米ドル相場は1豪ドル=0.9118米ドルまで下落。野党保守連合が税率30%の新税導入計画に反対していることから、投資家の中には政権交代を望む向きもいた。
しかし、与野党とも慎重な財政運営を宣言しているため、投資家はすばやく政治面の材料を棚上げし、豪ドルは取引終盤で0.9142米ドルまで回復した。RBAが先に、明るい景気認識を示したことにも支えられた。
RBAは定例理事会で、現在の金融政策は「当面」適切だと表明。国内経済について明るい見通しを示し、海外の動向にのみ警戒感を示した。
これを受け、豪政策金利の次の動きが引き下げではなく引き上げであることを疑う投資家はほとんどいなくなった。
豪債券先物相場は上昇。前日の下落分を幾分取り戻した格好。3年債9月限は0.02ポイント高の95.47、10年債9月限は0.055ポイント高の95.14。
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