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米経済は緩やかに拡大、インフレ力強さ欠く=米地区連銀経済報告
2017年4月20日 / 02:26 / 5ヶ月前

米経済は緩やかに拡大、インフレ力強さ欠く=米地区連銀経済報告

 4月19日、米連邦準備理事会が公表した地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)では、2月中旬から3月末にかけて米経済は控えめから緩やかなペースで拡大したとの認識が示された。写真は2015年9月撮影の、米ワシントン連邦準備制度理事会ビル(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)では、2月中旬から3月末にかけて米経済は控えめから緩やかなペースで拡大したとの認識が示された。また労働者の確保や維持が困難になっているにもかかわらず、インフレ圧力はなお抑制されていると指摘した。

全国の調査先企業からの聞き取りに基づいた経済の現状報告であるベージュブックで、FRBは「物価は総じて緩慢に上昇した」との判断を示した。

ベージュブックによると大半の調査先が、向こう数カ月間の物価上昇ペースは軽度ないし緩やかなものになるとみている。

FRBは3月に、2016年12月以来となる利上げを決めた。米経済が最大雇用に近づき、物価が徐々に上昇する中、多くの政策当局者が年内にさらなる利上げがあると想定している。

ただ、FRBが数年間にわたって2%のインフレ目標の達成ができないまま苦戦している状況の中で、物価がどのような勢いと持続性を持って上昇していくかについては、FRB内でも意見が分かれている。

大半の地区で調査先の企業は、高い技術を必要としない職種でも人を採用することがさらに難しくなったと回答。より多くの企業が人材の引き止めに苦労するようになった。

最近の調査では、建設業や高技能を必要とする職種など特定の部門で賃金上昇圧力が高まっているとしばしは報告されていた。今回の調査では賃金は緩慢なペースで広範に増加。離職率が上昇したと報告する企業も増えた。

アトランタ地区の調査先は「質の高い人材を探し、採用し、引き止めることに引き続き苦労した。技術職の熟練者が特に難しいが、販売や金融、IT(情報技術)、コンプライアンスの職種でもそうだ」と報告。

3月の雇用統計では就業者数の伸びが鈍化したものの、失業率は約10年ぶりの低水準に近い4.5%へ低下。雇用創出数は労働年齢人口の伸びを上回り続けている。

報告は、4月10日までに入手した情報に基づいてリッチモンド連銀がまとめた。

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