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FOMC待ち、資産縮小の工程示されるかが焦点=今週の外為市場
2017年6月11日 / 22:53 / 3ヶ月前

FOMC待ち、資産縮小の工程示されるかが焦点=今週の外為市場

 6月12日、今週の外為市場でドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が出るまでしっかり推移しそうだ。2月撮影(2017年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 12日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が出るまでしっかり推移しそうだ。0.25%ポイントの利上げは織り込み済みだが、年内にも着手するとみられるバランスシート(B/S)縮小について、工程表が示されれば株安/ドル安の可能性、逆に示されなければ株高/ドル高に振れる可能性がある。ただ、北朝鮮問題、ロシアゲート問題、中東情勢の緊張などのリスク要因は継続しており、ドルの上値は重そうだ。

予想レンジはドル/円が109.00―111.50円、ユーロ/ドルが1.1100―1.1300ドル。

現在、米連邦準備理事会(FRB)は満期を迎えた証券と同額を再投資しているためB/Sの規模は4.5兆ドル程度で安定しているが、5月FOMC議事要旨では、満期を迎えた米国債などの再投資額を3カ月ごとに縮小するとの事務方の提案に、参加者がおおむね賛同したことが明らかになった。

FOMCがB/S縮小の工程表を今月にも提示するか否かについては、見方が分かれている。「米債券市場はバブルの様相を呈している。このバブルをソフトランディングさせるためにも、6月に工程表を提示するのが穏当ではないか」(国内銀)との意見も聞かれる。一方で、9月のFOMCまで待つとの見方も根強い。

こうしたなか、為替市場では「米国の利上げペースが当初想定されたより鈍っているとの見方が広がっている」(FXプライムbyGMOの常務取締役、上田眞理人氏)という。このため、今回のFOMCでB/S縮小の工程表を提示できなければ「市場の見方は補強され、今の地合いでは債券高(長期金利低下)、株高、そしてドル買いにつながる可能性が高い」(同)という。

ただ、株高/債券高になったとしても、北朝鮮問題やロシアゲート捜査妨害問題などがあるなかで、ドル/円の上昇余地については慎重な見方が多い。

ユーロについては、欧州中央銀行(ECB)の理事会で、フォワードガイダンスを巧みに修正し、早期利上げ観測は後退した。「南欧の銀行問題もくすぶっており、利上げ観測がすぐに再燃する感じでもない。投機筋のユーロロングが膨らんでおり、調整するリスクがある」と、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ為替ストラテジスト、植野大作氏はみている。

為替マーケットチーム

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