UPDATE1: BGIグループが22本のETFを追加投入、日本でETF展開加速
[東京 20日 ロイター] バークレイズ・グローバル・インべスターズ・グループ
(BGIグループ)は20日、22本の外国籍ETFを日本市場に追加投入する、と発表
した。4月と6月にもそれぞれ14本のETFを投入しており、今回の追加で国内で扱う
同社の外国籍ETF「iシェアーズ」シリーズは62本に拡大する。
新たに投入するのはリーマン・ブラザーズ、MSCI、スタンダード・アンド・プアー
ズ(S&P社)などが算出している各種指数に連動するファンド。今回はこれまで少な
かった債券型の品揃えを拡充したほか、新興国をはじめ地域別ファンドやウォーター
(水)関連、ソーシャル・インデックスファンドなどを追加した。同社のマネージング・
ディレクターで、iシェアーズ アジア・パシフィック統括責任者であるニック・グッド
氏は、「投資家が低コストで海外に分散投資できるツールとして、今後も国際的なエクス
ポージャーを可能にする商品等を投入していきたい」とコメント。ニーズの高まっている
コモディティタイプのETFについては、「コモディティ・インデックスを使ったヘッジ
というニーズも出てきている。今年と来年に向け、さらに日本でのiシェアーズを増やし
ていくとともに、新たなニーズにも応えていきたい」(グッド氏)と述べた。
追加投入するETFについては、既に金融庁への届け出を完了しており、販売会社次第
だが、早ければ10月下旬には取引できるようになる見通し。「野村証券や楽天証券など
複数の証券会社を通じた販売を期待している」(BGI広報担当者)という。
今回の決定について同社は、国内投資家の間で高まっている海外ETFに対するニーズ
に応えるもので、今後も投資家がグローバル市場の様々なセグメントへの投資を低コスト
で行えるように積極的に商品開発を行う、としている。
BGIによると、世界のETF市場の残高は72兆円を超え、847本のETFが上場
している。BGIがETFに参入した2000年以降、直近まで残高は年率43%と急速
に拡大しており、定期的に市場規模予測を発表しているモルガン・スタンレー証券の予想
では、2011年の残高は240兆円規模となっている。
BGIおよび関連会社が世界で運用するETFの運用資産残高は8月末現在3610億
ドル(約41.5兆円、307本)で、運用会社ランキングでは同社がシェア54%でト
ップ。次いでステート・ストリートの17%、パワーシェアーズ4%、バンガード4%、
リクソー4%と続く。国内勢が顔を出すのは6位の野村アセットマネジメントがシェア
3%でトップだ。
米国では、売買高上位10銘柄のうち5銘柄がETF(うち3銘柄がiシェアーズ)
で、06年の全売買代金の18%がETF。07年は同29%まで伸び、ETFの取引は
活発化している。
以下に、BGIが追加投入するファンド一覧。
1)債券(9本)
・iシェアーズユーロ社債
・iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ファンド
・iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ファンド
・iシェアーズリーマン1─3年米国国債ファンド
・iシェアーズリーマンMBS固定利付債ファンド
・iシェアーズリーマン7─10年米国国債ファンド
・iシェアーズリーマン20年超米国国債ファンド
・iシェアーズリーマン・クレジット・ボンド・ファンド
・iシェアーズリーマン短期米国国債ファンド
2)グローバル(6本)
・iシェアーズMSCIワールド
・iシェアーズMSCI北米
・iシェアーズMSCIAC極東(除く日本)
・iシェアーズMSCIヨーロッパ
・iシェアーズS&Pヨーロッパ350インデックス・ファンド
・iシェアーズFTSE100
3)新興国(4本)
・iシェアーズFTSEBRIC50
・iシェアーズMSCIトルコ
・iシェアーズMSCIマレーシア・インデックス・ファンド
・iシェアーズS&Pラテンアメリカ40インデックス・ファンド
4)スペシャリティ(3本)
・iシェアーズS&P上場プライベート・エクイティ
・iシェアーズS&Pグローバル・ウォーター
・iシェアーズKLDセレクト・ソーシャル・インデックス・ファンド
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