UPDATE2: 住友信託<8403.T>と中央三井<8309.T>が11年4月めどに経営統合で合意、資産運用・管理業務で成長目指す
*会見内容を追加しました。
[東京 6日 ロイター] 住友信託銀行(8403.T: 株価, ニュース, レポート)と中央三井トラスト・ホールディングス(8309.T: 株価, ニュース, レポート)は6日、2011年4月に持ち株会社を設立し経営統合することで合意したと正式発表した。両社は経営統合することで規模を拡大し、銀行、資産運用・管理、不動産の3事業を融合し国際的に飛躍できる信託銀行グループを目指す。特に資産運用・管理業務で成長を図る方針だ。
統合後の信託財産の規模は約119兆円となり、三菱UFJ信託銀行の101兆円を抜いて信託銀行でトップになる。銀行グループの総資産規模では、りそなホールディングス(8308.T: 株価, ニュース, レポート)に続く5位の金融グループとなる。
両社は11年4月1日をめどに株式交換を実施し、新たな持ち株会社「三井住友トラスト・ホールディングス」を設立。そのうえで2012年4月1日をめどに傘下の住友信託銀行、中央三井アセット信託銀行、中央三井信託銀行の3信託銀行を統合し、「三井住友信託銀行」を設立する。
資産運用を行う住信アセットマネジメントや日興アセットマネジメントなどの運用子会社は機能別に再編し、持ち株会社が経営管理するようにする。
人事は、統合持ち株会社の会長は住友信託から、社長は中央三井から就任する見通し。持ち株会社の傘下で誕生する統合信託銀行の会長は中央三井から、社長は住友信託から就任する予定。
両社は同日付で、それぞれの社長を委員長とする統合推進委員会を発足した。統合に向けた詳細を詰める。また、持ち株会社の統合比率は現時点で未定で、それぞれの指名するファイナンシャル・アドバイザー(FA)など外部専門家の評価を勘案して決定する。
住友信託銀の常陰均社長と中央三井トラストHDの田辺和夫社長は記者会見を開き、統合の背景について「統合するならお互いにパートナーだと意識していた」(田辺社長)と説明。三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)との関係については「今後も親しく付き合っていく。関係を悪くしようとは思っていない」としながらも、「メガバンクのグループに入るつもりはまったくない」と強調し、信託銀行として独自の道を歩む姿勢を示した。
常陰社長は新銀行での成長分野について「資産運用・管理業務を強化していく」方針を打ち出した。統合によるコスト削減効果については「まだ具体的な数字はない」とした。
新銀行は国際基準行となるが、国際的な自己資本規制の強化の動きについて常陰社長は「(新銀行は)質・量ともに十分な自己資本。ただちに増強の必要はない」としたものの、規制強化の動きに対応して「いろんな対策を検討する必要がある」とした。
一方、中央三井に残っている約2000億円の公的資金について、田辺社長は「返済は株価の問題。統合前に返済できなければ統合後に返す」と述べ、早期の返済方針を示した。
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(ロイターニュース 江本恵美 布施太郎)
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