いちごAM、東京鋼鉄<5448.Q>の議決権32.9%を確保
[東京 20日 ロイター] 大阪製鉄(5449.OS: 株価, ニュース, レポート)と東京鋼鉄(5448.Q: 株価, ニュース, レポート)の経営統合をめぐり、株式交換比率に異論を唱えている「いちごアセットマネジメント」(東京都千代田区)は20日、株式交換比率に反対する票がさらに集まり、東京鋼鉄の議決権ベースで32.9%を確保したと発表した。
いちごAMによると、これまでに500人超の個人株主から議決権の約16%の委任状を受け取ったほか、議決権の合計約7%を保有する機関投資家から委任状や反対票を投じる旨の連絡を受けた。この結果、いちごAMのファンドが保有する議決権と合わせると、株式交換への反対票は32.9%を確保したとしている。前回発表時の約31%から増えたことになる。
また、いちごAMは、同社が運用するファンドが東京鋼鉄の株式を買い増し、保有比率が直近の11.58%から12.64%に上昇したと発表した。
ただ、今月22日に開催の東京鋼鉄の臨時株主総会で議決権を行使するためには、昨年12月22日までに東京鋼鉄の株式を取得しておく必要がある。このため、今回の買い増しは合併の株式交換比率に反対票を投じるための委任状争奪戦(プロキシーファイト)には直接関係しない。
それでも買い増したことについていちごAMは、同ファンドが東京鋼鉄株への投資にコミットしていることを示すためだとしている。
いちごAMは、株式交換で大阪製鉄の子会社になると発表した東京鋼鉄について、株式交換の比率を見直すよう要請しプロキシーファイトを行っている。
東京鋼鉄と大阪製鉄は、東京鋼鉄の株式1株に対して大阪製鉄の株式0.228株を割り当てることで合意しているが、いちごAMは1月15日、交換比率は東京鋼鉄の価値を十分に反映していないと指摘。少なくとも1株につき0.295株を割り当てるべきと主張している。
東京鋼鉄は2月22日に開催予定の臨時株主総会で、大阪製鉄との経営統合について承認を得たい考え。いちごAMがこれを阻止するためには、出席株主の議決権の3分の1超が必要となる。
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