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イタリア不良債権問題、欧州全体へのリスク大きくない=日銀総裁
2017年5月12日 / 09:18 / 4ヶ月前

イタリア不良債権問題、欧州全体へのリスク大きくない=日銀総裁

 5月12日、黒田東彦日銀総裁(中央)は、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に出席するため訪問中のイタリア・バリで、多額の不良債権を抱えるイタリアの銀行問題について、欧州の金融システム全体に影響を与えるリスクは大きくない、との認識を示した。記者団に語った。写真はイタリア・バリで撮影(2017年 ロイター/Alessandro Bianchi)

[バリ(イタリア) 12日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は12日、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に出席するため訪問中のイタリア・バリで、多額の不良債権を抱えるイタリアの銀行問題について、欧州の金融システム全体に影響を与えるリスクは大きくない、との認識を示した。記者団に語った。

総裁は、イタリアの銀行問題について「他の欧州諸国に比べてかなり高い不良債権比率があることは統計でも示されており、これを早く処理することは非常に重要だ」と強調。ただ、「欧州の銀行システム全体に巨大な影響を与えるリスクが大きいとは思ってない」と述べた。

世界経済に関しては「順調に回復し、成長率も高まっている。特に製造業、貿易量も増えており、日本経済にプラスの影響を与えている」と分析。日本経済も「今年度、来年度と相当高い成長をする」としたが、物価については「これまでのところ、ややゆっくりとしか上がっていない」と鈍さを指摘した。

G7で世界的に広がっている格差問題が主要テーマに設定されたことについて「タイムリー」と評価。格差問題を「放置してどんどん拡大していくと、経済的にも社会的にも大きな問題を引き起こし得る」と懸念を示したが、対応策は「それぞれの国の経済、社会状況が、特に先進国と途上国では随分違う。処方箋は各国で違ってくる可能性はある」と述べた。

そのうえで、欧米で強まりつつある保護主義的な動きに対して「保護主義によって格差が縮んでいくことにはならない。むしろ反対ということが多くの人のコンセンサスではないか」とけん制した。

梶本哲史

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