シンガポールのテマセク[TEM.UL]、中国株を一部売却し欧米の金融株に注目

2007年 12月 4日 18:19 JST
 
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 [シンガポール 4日 ロイター] シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングス[TEM.UL]は、中国株式市場のブームがピークに達したとみて、欧米市場で割安な投資ターゲットを探しているようだ。

 テマセクは中国銀行(3988.HK: 株価, 企業情報, レポート)と中国建設銀行O939.HK、コスコ・ホールディングス(中遠控股)(1919.HK: 株価, 企業情報, レポート)の株式を一部売却し、11億ドルを調達した。これは、テマセクがこれらの株式取得に要した金額の約5倍に当たる。

 投資顧問会社マーク・ファーバーのマネジングディレクター、マーク・ファーバー氏は、テマセクが保有する中国株は大きく上昇しているとし、「売却は適切な判断だ」と指摘。また「テマセクが中国株を割高と考えているのは明らかだ」と述べた。

 アナリストは、テマセクは中国株の売却で得た資金の一部を英バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)株の買い増しやメリルリンチMER.Nなど米金融株の購入などに充てるとみている。

 銀行筋によると、テマセクは中国の政府系ファンドと組む可能性もあるという。

 テマセクはコメントを控えている。

 テマセクと取引経験のある金融筋は「テマセクは機敏に対応するだろう」と述べ、「同社が焦点を当てる中核的セクターは銀行・金融だ。新興国市場あるいはアジアをある程度重視している金融機関に注目するだろう」と指摘した。

 
 

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