欧州市場サマリー(15日)
1754GMT 14日
ユーロ/ドルEUR= 1.3480 1.3633
ドル/円JPY= 95.120 95.870
ユーロ/円EURJPY= 128.20 130.74
15日終値 前営業日終値
株 FT100 4348.11(‐14.47) 4362.58
クセトラDAX 4737.50(‐ 0.97) 4738.47
金 現物午後値決め 929.50 925.25
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.865 (+0.020) 0.624(0.620)
独連邦債2年物 1.272(1.289)
独連邦債10年物(6月限) 121.18 (‐0.52) 3.369(3.312)
独連邦債30年物 4.196(4.184)
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<為替> ドルと円が上昇。世界の経済見通しをめぐる不安が根強いなか、欧州の弱い
指標を受けて安全資産としての両通貨が買われた。
一部の米経済指標は予想を上回ったものの、懸念の後退にはつながらなかった。
第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率速報値は前期比マイナス2.5%、
前年比マイナス4.6%となり、過去最大の落ち込みを記録した
<株式> ロンドン株式市場は反落。軟調なエネルギー・医薬品株が売られ鉱山株の上
昇を相殺した。一方、資産運用部門の売却に向け交渉中であることを明らかにしたバーク
レイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)は上昇した。
FT100種総合株価指数.FTSEは週間では2.6%安だった。
週末を控え薄商いとなった。出来高は過去90営業日の平均の77%だった。
ウィリアムズ・デ・ブロー(エクセター)のアナリスト、ジム・ウッド・スミス氏は
「若干神経質な様相が見られる」とし、今週発表された米小売売上高や雇用指標をの影響
を指摘した。
この日発表の経済指標は全体的に若干力強い内容となった。4月米消費者物価指数(C
PI)は前月比変わらずで予想と一致、4月米鉱工業生産も前月比0.5%減少と緩やか
な減少となった。
石油株の下げが目立った。米原油先物CLc1が1バレル=57ドル付近に下落する中、
BP(BP.L: 株価, 企業情報, レポート)は0.6%安、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L: 株価, 企業情報, レポート)は0.8%安となった。
通信大手BTグループ(BT.L: 株価, 企業情報, レポート)は3.9%安。UBSは投資判断を「セル」に引き下げた。
野村証券も目標株価を引き下げ、投資判断を「リデュース」とした。
医薬品株も軟調。アストラゼネカ(AZN.L: 株価, 企業情報, レポート)は0.8%、グラクソ・スミスクライン
(GSK.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.3%、シャイア(SHP.L: 株価, 企業情報, レポート)は0.6%それぞれ下落した。
ボーダフォン(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.3%安。19日に決算発表を控えている。
バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)は5.8%高。資産運用部門バークレイズ・ グローバル・イン
ベスターズ(BGI)の売却をめぐり交渉を行っていることを明らかにした。
ほかの銀行株はまちまち。HSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.4%、スタンダード・チャータード
(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.8%それぞれ下落。半面、ロイズ・バンキング・グループ(LLOY.L: 株価, 企業情報, レポート)は
1.6%上昇した。
鉱山リオ・ティント(RIO.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.7%高。中国アルミ業公司(チャイナルコ)との
195億ドルの提携の実現を目指す方針に変更はないことを明らかにした。BHPビリト
ン(BLT.L: 株価, 企業情報, レポート)、アングロ・アメリカン(AAL.L: 株価, 企業情報, レポート)、カザキミス(KAZ.L: 株価, 企業情報, レポート)、ロンミン(LMI.L: 株価, 企業情報, レポート)、アン
トファガスタ(ANTO.L: 株価, 企業情報, レポート)は1.1―3.5%上昇した。
欧州株式市場は上昇。英バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)など銀行株が買われ、通信をはじめとす
るディフェンシブ銘柄の下げを補った。
FTSEユーロファースト300種指数は4.23ポイント(0.51%)高
の839.94。一時は1%上昇した。週足では3%安となった。
DJユーロSTOXX50種指数.STOXX50Eは10.57ポイント(0.45%)高
の2364.10。
バークレイズは5.8%高。資産運用部門バークレイズ・グローバル・インベスターズ
(BGI)の売却に向け交渉中であることを関係筋が明らかにした。
ベルギー・オランダ系金融サービスグループ、フォルティス(FOR.BR: 株価, 企業情報, レポート)(FOR.AS: 株価, 企業情報, レポート)は12%
高。第1・四半期が黒字となったことを好感した。
イタリアのインテサ・サンパオロ(ISP.MI: 株価, 企業情報, レポート)は7.4%高。第1・四半期決算を受けて
Cheuvreuxが投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げた。
クレディ・スイスとエクサンBNPパリバは目標株価を引き上げた。
ドイツ銀行(DBKGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)は3.7%、ソシエテ・ジェネラル(SOGN.PA: 株価, 企業情報, レポート)は2.6%、それ
ぞれ値上がりした。
ベルギーの銀行保険グループKBC(KBC.BR: 株価, 企業情報, レポート)は12.5%安。前日発表した第1・四半
期が赤字となったことを受け、シティグループなどが目標株価を引き下げた。
この日発表された米指標も若干の支援材料となった。
5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は67.9と予想を上回って上昇し、
2008年9月のリーマン・ブラザーズ破たん以降で最高水準となった。
4月米鉱工業生産は前月比0.5%減少と6カ月連続の減少となったが、過去数カ月と
比べて減少ペースが鈍化した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.6%減だった。
ボーダフォン(VOD.L: 株価, 企業情報, レポート)は2.3%安となった。
<ユーロ圏債券> 下落。この日発表された米指標が、米景気後退は最悪期を脱した可
能性があるとの見方を支えた。
5月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は、米リーマンが破綻した前年9月以降で
最高水準となった。4月米鉱工業生産は減少ペースが鈍化した。また、5月米ニューヨー
ク州製造業業況指数は改善し、前年8月以来の高水準となった。
週内に発表された米小売売上高や新規失業保険申請件数が予想外に弱い内容だったこと
で、米経済に関する明るい見方は後退していたが、この日の指標を受け新たに楽観的な見
方が広がった。
第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率速報値が過去最大の落ち込みとな
ったことは相場を支援したが、米指標を受け比較的安全資産とされる債券への需要が後退
し、資金は株式市場にシフトした。
1517GMT時点で、独連邦債先物6月限FGBLc1は60ティック安の121.10。
一時つけていた1週間ぶり高値の122.07から押し戻された。週足では約80ティッ
ク高。
独連邦債10年物EU10YT=RR利回りは5.7ベーシスポイント(bp)上昇し
3.369%。
同2年物EU2YT=RR利回りはほぼ変わらずの1.272%。
欧州中央銀行(ECB)が長期的に低金利を維持するとの見方が短期債を支えた。
2・10年物の利回り格差は、前日終盤の204bp付近から210bpに拡大した。
KBCの債券ストラテジスト、ボブ・マエス氏は「独連邦債10年物利回りは2.93
─3.40%のレンジで推移しており、このレンジは続くだろう。最近の経済指標を受け、
2.93%の水準を下回るリスクは解消した」と述べた。
リスク選好の動きが高まる中、独連邦債以外のユーロ圏債券が独連邦債をアウトパフォ
ームし、利回り格差は縮小した。
10年物のイタリア国債と独連邦債の利回り格差は、前日終盤の103bp付近から
94bpに縮小した。
[東京 16日 ロイター]
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