原料炭不足で鋼材生産できなくなることはない=鉄連会長
[東京 25日 ロイター] 日本鉄鋼連盟の馬田一会長(JFEスチール社長)は25日の定例会見で、原料炭の価格交渉が長期化しており、原料炭の調達難から鋼材減産の懸念が浮上していることについて「原料炭がなくて、生産ができなくなるようなことはない」と述べた。
馬田会長は、集中豪雨の影響で豪州の原料炭が不足しても、他国から調達することで「多少高い原料を買うことにはなるが、生産だけは継続したい」と語った。
2008年度の原料炭の価格交渉は決着していないが、07年度比大幅上昇は避けられない状況。業界全体では、鉄鋼石なども含め、2兆円を超えるコストアップになるとの声もでているが「必ずしもオーバーな数字ではない。この数字を超える可能性もある」と指摘した。
2007年度の粗鋼生産は、過去最高を更新する可能性が高い。08年度についても「相当需要は強い状況が続く。07年度に近い数字は期待できる」との見通しを示した。
足元の円高/ドル安は、輸出企業の収益を悪化させる懸念もあるが「日本経済にとって致命的な影響はない」とし、主要な顧客である自動車メーカーについても「国際的には強い競争力がある。米国での販売が多少落ちても、中近東やロシアなどで販売は増えている。世界的に生産台数が減ることにはならないだろう」と述べた。
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