UPDATE2: 東芝<6502.T>が08年3月期業績予想を下方修正、半導体営業益で4割強

2008年 03月 19日 18:29 JST
 
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 [東京 19日 ロイター] 東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)は19日、2008年3月期の連結業績予想の下方修正を発表した。従来3500億円としていた税引き前利益を2500億円に、1800億円と見込んでいた純利益を1250億円に、それぞれ引き下げた。撤退を発表したHD─DVD事業は税引き前段階で1100億円の赤字となるほか、NAND型フラッシュメモリーの価格下落により主力の半導体事業の利益額が従来見込みに比べ4割強落ち込む。パソコン(PC)事業や社会インフラ事業は堅調に推移しているが、カバーしきれない見通し。

 売上高は従来見込みの7兆8000億円から7兆7000億円に、営業利益は2900億円から2300億円に、それぞれ引き下げた。営業利益予想額の変更を部門別でみると、半導体を含む電子デバイス部門は730億円の減額だが、パソコンが好調なデジタルプロダクツは30億円、電力システムが好調な社会インフラは70億円、家庭電器は10億円、ぞれぞれ増額になるという。

 06年度比では全セグメントで増収となる。損益では社会インフラが302億円の増益となるものの、電子デバイスが527億円の大幅減益、デジタルプロダクツが28億円の減益となる。

 このうち、デジタルプロダクツに含まれるHD─DVD事業の営業赤字見込みは650億円で、事業撤退に関連する損失は450億円に上る。半導体事業は昨年10月時点で営業利益1500億円と見込んでいたが、市況悪化により43%落ち込み850億円となる見込み。

 都内で会見した村岡富美雄・代表執行役専務は、HD―DVD事業で生じる損失額が2005年度からの累計で1600億円程度になると語り、HD―DVDの撤退に伴う費用は次年度には発生しないとした。

 半導体事業の下方修正の主因となったNAND型フラッシュメモリの価格について、村岡専務は、06年度比で07年度に年間50%の下落を見込んでいると語った。10月時点では同40%と予想していた。

 村岡専務は、10―12月期に対する1―3月期の価格下落幅について10月時点で20%と見ていたが、足元では35%程度と下落幅の拡大を見込むと説明。08年度も07年度比で年間40―50%程度下落するとの見通しを示し、高付加価値製品の投入やコスト低減などで対応していきたいと語った。

 堅調に推移しているPC事業の営業利益予想は400億円(従来予想は280億円)に、同じく電力システム事業は530億円(同490億円)に、それぞれ上方修正したが、半導体などの業績悪化は補いきれない見通し。

 ただ、同社は年間配当について、過去最高の12円とする予想も併せて発表しており、村岡専務は連結配当性向は31.1%になる見込みなどと説明し、株主重視の姿勢を強調した。

 
 

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