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ドル安・世界経済懸念で金上昇、1年以内に1オンス1400ドル到達も
2016年2月12日 / 08:58 / 2年前

ドル安・世界経済懸念で金上昇、1年以内に1オンス1400ドル到達も

[ニューヨーク 12日 ロイター] - ドル安、原油安、世界経済への懸念を背景に、安全資産としての金の役割が再び注目されている。金相場XAU=はこの10営業日で10%超上昇。前回同様の値動きを示したのは2011年に1オンス=1920ドル強の過去最高値をつける直前だった。

11日だけでも5%上昇し、1日の上昇率としては7年強ぶりの大きさとなった。米連邦準備理事会(FRB)が利上げではなく、利下げする可能性が意識されたことを受けた。

同日の終値は1260.60ドル。年初来の上昇率は20%に達し、市場関係者は向こう6─12カ月で1300─1400ドルをつけることを視野に入れている。

米資産運用会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は、中銀に対する投資家の信頼が失われており、金相場は1400ドルをつけると指摘した。

金は通常、ドルが下落すれば上昇し、ドルが上昇すれば下落する。

11日の市場では先物の取引高が2014年終盤以来の高水準となり、活発化したオプション取引はベテランディーラーですら驚いたほどだった。

また、最近では金を対象とする上場投資信託(ETF)への買いの勢いは約5年ぶりの大きさとなっている。

2015年まで3年連続で年間ベースの下落となっていた金相場にとって転換点となったのは1週間前。心理的に重要な節目となっていた200日移動平均線(1130ドル)を上抜けたことでテクニカル面のセンチメントが一気に改善した。

ほんの6週間前には、原油安が世界経済のクッション役になると依然として見込まれていたほか、12月の米利上げも米国経済に対する強気見通しの表れだとみられていた。

しかし、日銀や欧州中央銀行(ECB)による利下げを通じた成長押し上げ努力にもかかわらず、世界の主要株価指数は急落した。

独立系投資マネジャーのデニス・ガートマン氏は「人々は通貨におびえており、信頼を置く1つの通貨である金に資産を移している」と述べた。

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