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インタビュー:ブラジルのジカ熱流行、予想以上に深刻=保健相
2016年2月1日 / 23:39 / 2年前

インタビュー:ブラジルのジカ熱流行、予想以上に深刻=保健相

2月1日、ブラジルのカストロ保健相は、蚊が媒介する「ジカ熱」に感染しても症状が現れないケースが多く、流行は予想以上に深刻であるとの認識を示した。ジュネーブの世界保健機関で1月撮影(2016年 ロイター/DENIS BALIBOUSE)

[ブラジリア 1日 ロイター] - ブラジルのカストロ保健相は1日、ロイターのインタビューに応じ、蚊が媒介する「ジカ熱」に感染しても症状が現れないケースが多く、流行は予想以上に深刻であるとの認識を示した。

その一方、検査可能な地域の拡大により、国として感染状況をより正確に把握できるようになっているとした。

ジカ熱は中南米を中心に急速に流行しており、妊婦が感染すると先天的に頭部が小さい「小頭症」の新生児が生まれる疑いがあることが指摘されているが、現時点で有効なワクチンや治療法はない。

世界保健機関(WHO)は1日、ジカ熱について、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態にあたると宣言し、国際的な協調体制が必要になると指摘した。

ブラジルは感染が最も深刻とみられている。

カストロ保健相はインタビューで「ジカ熱の感染者のうち80%には目立った症状が現れない。多くの人々が症状のないまま感染しているため、状況は我々の想定よりも深刻だ」とし、「ワクチンの発見に大きな期待を寄せている」と語った。

同相によると、ブラジル政府は国内の大半の州にジカ熱の検査施設が備わる来週から地方政府に症例の報告を義務付ける。

また、来月までにはこうした施設でネッタイシマカが媒介するデング熱、チクングニア熱、ジカ熱の全3種類のウイルスの検出検査が可能になる。ただ、この検査が可能な期間は感染から5日間に限られる。

保健相は、ブラジルでは小頭症の新生児のうち、ジカ熱が原因とみられる例が3700件報告されているとし、「小頭症のケースが週ごとに増えている。どこまで増えるか予想できない。状況は深刻だ」と述べた。

ブラジルの生物医学研究所は米国の研究機関と共同でジカ熱ワクチンの開発を急いでいる。

世界最大のカトリック国であるブラジルで、政府がジカ熱に感染した妊婦に中絶を認めるかとの質問に対し、保健相は、中絶禁止規定を変更するのは議会だとした上で、政府は中絶を原則禁止する現行法を維持していると語った。

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