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日立、今期鉄道事業の海外比率62% 伊社の連結でさらに拡大へ
2015年6月11日 / 09:49 / 2年前

日立、今期鉄道事業の海外比率62% 伊社の連結でさらに拡大へ

 6月11日、日立製作所は2015年度の鉄道事業の海外売上高比率が62%になる見込みだと発表した。鉄道事業の買収を発表した2月の記者会見で、中西宏明社長(2015年 ロイター/Issei Kato)

[東京 11日 ロイター] - 日立製作所(6501.T)は11日の投資家説明会で、2015年度の鉄道事業の海外売上高比率が62%になる見込みだと発表した。14年度は38%だった。国内の新幹線など日本市場に依存していた同事業は海外比率が初めて50%を超える。

英国の都市間高速鉄道計画(IEP)とスコットランドを走行する車両を14年度に受注したのが寄与し始める。

また、イタリアのフィンメカニカSIFI.MIから買収する鉄道事業(車両製造のアンサルドブレダと信号事業のアンサルドSTSSTS.MInoの2社)の完全子会社化は15年度下期に完了する予定で、16年度以降は一段と海外比率が高まる見通し。

14年度の鉄道事業の業績(米国会計基準)は、売上高が1714億円、営業利益が80億円だった。15年度の計画は従来通りに2000億円、営業利益は150億円の数字を据え置いて、完全子会社化するイタリア2社の事業は織り込まずに公表した。

アンサルドブレダの14年の売上高は7億ユーロ(約900億円)、アンサルドSTSは13億ユーロ(約1700億円)で、両事業を合算すれば5000億円レベルになる見込み。鉄道事業のCEO(最高経営責任者)を務めるアリステア・ドーマー常務は、イタリア2社の買収について「アジアと欧州のバランスが良くなるので、さらに成長するだろう」と述べた。

イタリア2社の買収は、15年度上期に各国の独禁法の認可手続きを終えて、下期中にいずれも株式を100%取得する。近く全額出資の統括会社をイタリアに設立して2社を傘下に収める。

アンサルドブレダはイタリアに3工場(ナポリ、ピストイア、レッジオ・カラブリア)と米国(ピッツバーグ)に1工場を保有しており、アンサルドSTSはイタリア(ナポリ)、フランス(リヨン)、米国(ベイツバーグ)に生産拠点がある。

日立の鉄道生産拠点の笠戸工場(山口県下松市)と建設中の英国工場(ニュートン・エイクリフ)と合わせ、日本、欧州、米国に拠点がそろう。

英国工場は予定通りに今年9月に完成し、生産を開始する。同工場の人員は17年には730人を雇用する計画。車両保守の拠点も現在アシュフォードに1か所あるだけだが、17年夏までに12拠点体制に拡充する。これにより、英国の鉄道事業の人員は現行の350人から1700人規模になる。

*写真とカテゴリーを追加します。

村井令二

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