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英HSBC、2015年税前利益は予想下振れ 厳しい事業環境を予想
2016年2月22日 / 05:26 / 2年後

英HSBC、2015年税前利益は予想下振れ 厳しい事業環境を予想

[香港 22日 ロイター] - 英金融大手HSBCホールディングス(HSBA.L)(0005.HK)が発表した2015年通期決算は、中国の成長鈍化やコモディティー(商品)価格急落を背景に、税引前利益が1%の増加にとどまり、アナリスト予想を下回った。HSBCは、今年も厳しい状況が続くと予想した。

 2月22日、英金融大手HSBCホールディングスが発表した2015年通期決算は、中国の成長鈍化やコモディティ価格急落を背景に、税引前利益が1%の増加にとどまった。写真はロンドンの同行本店。昨年10月撮影(2016年 ロイター/Reinhard Krause)

15年税引前利益は188億7000万ドル。前年同期の187億ドルとほぼ変わらずで、トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想平均(218億ドル)を下回った。

第4・四半期は税引前で8億5800万ドルの赤字だった。デリバティブ資産の評価替えや訴訟費用、ブラジル事業の売却などの費用がかさんだ。リストラ費用も影響した。

HSBCは声明で、中国事業拡大戦略を維持するとしながらも、中国経済の減速で状況は厳しくなっているとの認識を示した。

フリント会長は「中国の成長鈍化は、金融環境の一段の悪化につながるのは疑いないとみられる。だが、中国経済が、製造業やサービス業の高付加価値化や消費主導型に移行するに伴い、世界経済成長の最大のけん引役を果たすと引き続き予想する」と述べた。

15年税引前利益に占めるアジア部門の割合は83.5%で前年を上回った。

通期配当は普通株1株当たり0.51ドル。前年は0.50ドルだった。

また、売却する計画だったトルコ事業を維持すると発表した。買収提案が株主の利益にならないと判断したとしている。

アジアでの採用慣行について米証券取引委員会(SEC)の調査を受けていることも明らかにした。政府高官とつながりのある候補者の採用慣行について情報提供を求められているという。

HSBC株は0815GMT(日本時間午後5時15分)時点で3.7%安。

HSBCは前週、本社を引き続きロンドンに置くことを決めたが、英国が欧州連合(EU)を離脱すれば、業務が混乱する恐れがあると表明した。

2015年のガリバー最高経営責任者(CEO)の報酬は734万ポンド(約1048万ドル)と、前年の762万ポンドから3.7%減少した。

*内容を追加します。

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