Reuters logo
【中国の視点】インド経済は失速、「高額紙幣廃止」が間違いか
2017年10月5日 / 02:08 / 12日後

【中国の視点】インド経済は失速、「高額紙幣廃止」が間違いか


*11:03JST 【中国の視点】インド経済は失速、「高額紙幣廃止」が間違いか
インド準備銀行(中央銀行)は4日、2017年度(18年3月まで1年間)の成長予想を従来の7.3%から6.7%に引き下げ、政策金利を6.0%に据え置いた。インフレ率が8月に入ってから3.36%まで加速し、準備銀が設定したインフレ目標4%に接近していることが背景にある。

中国の専門家は、インド経済の成長減速について、企業や個人投資の伸び悩みが主因だと分析した。また、昨年11月に突然実施された高額紙幣の廃止も引き続きインド経済を圧迫しているとの見方を示した。なお、今年4-6月期のインドの成長率は5.7%まで落ち込み、3年ぶりの低水準を記録した。

現金社会のインドでは、高額紙幣の廃止に伴う通貨流通不足がインド経済への打撃が予想以上だと指摘された。調査によると、2015年のインドでの決済は8割が現金だったという。また、農村部では銀行口座を開設しない人も多いため、「キャッシュレス」の浸透は現時点では早すぎると強調されている。

また、物品・サービス税(GST)の導入(今年7月)に向けた準備で、企業の経済活動の一時停止も見られた。ほかに、高い金利水準が国内消費を抑制していると指摘された。インドの国内総生産(GDP)に占めるサービス業の割合は5割以上になっており、高金利の維持は消費低迷などを招くと指摘されている。

専門家は、経済成長の促進とインフレ抑制の間で、準備銀がインフレ抑制に傾いていることも景気の回復遅れの一因だとの見方を示した。

なお、消費がもっとも旺盛だといわれている8月から9月にかけてのフェスティバル・シーズンについて、今年の通貨流通量は高額紙幣廃止前を下回ったと報告された。現金社会のインドでは、電子マネーの浸透が予想より遅れているもようだ。
《AN》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below