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フォードの中国減産、業界内で「生産過剰が要因」の声も
2015年6月4日 / 04:55 / 2年前

フォードの中国減産、業界内で「生産過剰が要因」の声も


*13:51JST フォードの中国減産、業界内で「生産過剰が要因」の声も
米フォードが今年第1四半期の中国生産台数を削減したことは、減速感が目立つ中国の自動車業界における新たな動きとして業界内で注目を集めた。盖世汽車研究院がこのほど自動車業界関係者を対象に実施したアンケート調査では、同社の減産について、回答者の62%が「生産過剰に陥ったため」とする認識を示している。中国での拡張ピッチが速すぎた結果、生産能力を持て余すようになったとの見方が大半を占めたという。

また「フォードが減産を決めた根本的な理由は何か」との設問では、「景気減速の影響」と答えた人が44%で最多。これに「値下げ競争の影響」が22%で続いた。

哈爾浜哈飛汽車工業集団有限公司(哈飛汽車)の買収を通じ、フォードは現在、黒竜江省ハルビン市で新工場の建設を進めている。ハルビン工場が稼働すれば、同社の生産拠点は、既存の重慶3工場、今年稼働予定の杭州工場を加え、合計5カ所に増える予定だ。現地能力を一段と増強する格好だが、一方で中国の新車販売市場は低迷。需給矛盾の問題が懸念される状況だ。

もっとも調査では、「まだ生産過剰の段階にはない」との回答も19%あった。ある業界関係者は、フォードの設備利用率は理論上で導き出される数字ほど低くはないと試算。ハルビン新工場は16年以降、段階的な稼働を予定していて、一気にフル稼働態勢に入るわけではない点を強調した。杭州工場についても同様だと補足し、「実際の設備利用率でみれば、生産過剰と判断する水準には至らない」と解説している。

フォードアジア太平法部門のデイビッド・スコッチCEO(最高経営責任者)はこのほど、今年第1四半期の中国生産台数を小幅に削減したことを明らかにした。供給面の調整を通じて、在庫の過度な拡大を防ぐためと説明。「販売店の客足は鈍っているが、値下げ競争に参加する必要はない」と断言した。同社の今年4月の中国新車販売は、前年同期比0.1%増の9万6889台と頭打ち。月次ベースで今年最低の伸びにとどまった。

【亜州IR】


《ZN》

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