Reuters logo
NYの視点:トランプ・ショックに備えたリスク回避の流れも和らぐ
2016年6月12日 / 22:26 / 1年前

NYの視点:トランプ・ショックに備えたリスク回避の流れも和らぐ


*07:24JST NYの視点:トランプ・ショックに備えたリスク回避の流れも和らぐ

7月の米利上げ予想が依然として根強い。5月の米雇用統計が政策当局者に衝撃を与えるほど予想を大きく下回ったことにより、14-15日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを予想する向きは皆無である。発表直後は年後半に先延ばしとの見方もあったにもかかわらず、大半のエコノミストがここにきて7月にも追加利上げを実施すると予想する向きが増えている(WSJ調査)。

6月予想が先月の30%から、6%程度に低下。一方で、7月予想は20%程度から50%を超えてきているようだ。イエレンFRB議長の声明で5月の雇用統計が「異常値」だったとの判断が示されるようだと、7月利上げ観測が一段と高まることになろう。足元でNYダウは節目の18000ドルを回復している。利上げへの思惑がくすぶるなか、これを織り込み、米国経済を楽観視する流れに見方を変えてきている。

また、大統領選の最新の世論調査では、共和党指名候補の不動産王ドナルド・トランプ氏の支持率が低下し、民主党のヒラリー・クリントン氏を下回った。トランプ氏が当選した場合の米国経済や政権運営に対する不透明感も強まっていたこともあり、一先ずトランプ・ショックに備えたリスク回避の流れも和らいだ格好か。

もっとも、今年最大のリスク要因とみられている欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国の国民投票が23日に迫るなか、それまでは基本的にはリスク回避の流れが続きそうである。それ故に、7月利上げはタイミング的にもベストのようだ。

(村瀬智一)


《NO》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below