Reuters logo
フィンテック革命の未来像は「規制」のあり方次第【野口悠紀雄が語るフィンテックと仮想通貨(4)】「FISCO 株・企業報」
2016年10月11日 / 10:26 / 1年前

フィンテック革命の未来像は「規制」のあり方次第【野口悠紀雄が語るフィンテックと仮想通貨(4)】「FISCO 株・企業報」


*19:24JST フィンテック革命の未来像は「規制」のあり方次第【野口悠紀雄が語るフィンテックと仮想通貨(4)】「FISCO 株・企業報」

フィンテックの今後を考えた場合、規制の存在が非常に重要で、法体系や規制がどう変わっていくかが将来の姿を大きく決めていくという面があると思います。そして、その点で日本はすでに遅れをとっているのではないかと思うのです。

IT革命の第一フェーズではPCを作ることに何の制限も規制もありませんでした。企業では大型コンピューターを使わなくてはいけないなどという法的な規制はなく、価格が安いPCが現れたらそれを使えばいい、と。第二フェーズのネット革命の時も、回線を整備するというインフラの問題はありましたが、インターネットを使ってはいけないという規制はありませんでした。もちろん、回線や電気通信法の規制はありましたが、新しい技術に対して抑制する規制はなかったのです。

ただ、金融の場合には規制があることが大きな問題ですね。だから今まで遅れたのです。そしてそれが日本におけるフィンテックの最大の問題でもあるのです。

こうした状況を打破して、日本のフィンテックをさらに推進していくためには、単に規制を受け入れるのではなく、それに対する積極的な働きかけが重要となってきます。

規制というのは、天から与えられるものではなくて、我々がそれに働きかけるものだと思うのです

(野口悠紀雄/早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問)

※本稿は実業之日本社より刊行されているムック「Jマネー FISCO 株・企業報 2016年秋冬号」の記事からの抜粋(一部修正)です。野口悠紀雄氏へのインタビュー全編は、現在発売中の「Jマネー FISCO 株・企業報 2016年秋冬号」をご覧ください。



《FA》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below