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パンチ Research Memo(1):2021年3月期に売上高470億円以上、営業利益33億円以上を目指す
2017年7月4日 / 06:49 / 3ヶ月前

パンチ Research Memo(1):2021年3月期に売上高470億円以上、営業利益33億円以上を目指す


*15:41JST パンチ Research Memo(1):2021年3月期に売上高470億円以上、営業利益33億円以上を目指す
■要約

パンチ工業6165は金型用部品の大手で、標準品(カタログ品)のほか各種特注品に対応できる技術開発力を強みに国内で第2位、中国ではトップメーカーとなっている。業種別売上構成比(2017年3月期)は自動車向け46.2%、電子部品・半導体向け18.3%と2つのカテゴリーで6割強を占める。地域別売上高では日本向けが43.4%、中国向けが47.6%を占めている。

1. 2017年3月期は円高の影響があったものの、経常利益で2ケタ増益を達成
2017年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.3%減の36,648百万円、営業利益が同0.2%増の1,990百万円と前期並みの水準にとどまった。為替レートが円高に進んだことで約3,250百万円の減収要因となったほか、第1四半期(2016年4月-6月)に熊本地震による影響のため、国内自動車向けの需要が一時的に落ち込んだことが影響した。ただ、為替リスクヘッジに取り組んだことで営業外収支が改善し、経常利益は同12.5%増の1,874百万円と2ケタ増益となった。

2. 2018年3月期も中国市場が想定以上に好調で、滑り出しは順調
2018年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.7%増の38,000百万円、営業利益が同10.5%増の2,200百万円と最高益更新が続く見通し。為替は人民元レートで16.0円/RMB(前期は16.5円/RMB)を前提としている。日本及び中国向けは主力の自動車、電子部品・半導体業界向けを中心に前期比2%台の増収となり、その他地域向けは米国の販売拠点開設もあって同16.5%増収と2ケタ増収を見込んでいる。このうち、中国市場に関しては自動車業界向けを中心に第1四半期(2017年1月-3月)の受注が、現地通貨ベースで順調な滑り出しを見せている。

3. 中期経営計画は順調に進捗
2017年3月期からスタートした中期経営計画「バリュークリエーション2020」では、最終年度となる2021年3月期に売上高47,000百万円以上、営業利益3,300百万円以上を目標に掲げている。計画達成に向けで推進しているグループ生産体制の最適化と販売拠点の世界5極体制確立に関して、現在までベトナム新工場の稼働、米国販売拠点の開設など予定どおりに進んでいる。中国の大連工場も能力増強を目的に新工場を増設することを発表している(2018年3月完成予定)。今後、高付加価値製品の売上拡大やグループ生産体制の最適化を進めることで、売上高営業利益率は2017年3月期実績の5.4%から7.0%まで上昇する見通しだ。また、2017年3月期から開始したリバースエンジニアリングサービスも予想以上に引き合いが旺盛であり、今後の収益貢献が期待される。

4. 配当性向は段階的に30%まで引き上げていく方針
株主還元では、安定かつ継続的な配当を基本としており、連結配当性向の目安としては現状の20%から、段階的に30%に引き上げていく方針を示している。2018年3月期の1株当たり配当金は前期比1.0円増の27.0円(配当性向21.1%)を予定しているが、中期経営計画における業績目標値が達成されれば、2021年3月期の1株当たり配当金は63円程度まで上昇することが見込まれる。

■Key Points
・金型用部品専業で、国内シェアは2位、中国ではトップシェアを誇る
・自動車向けを中心とした売上増とグループ生産最適化による原価率改善で、2018年3月期の営業利益は2ケタ増益に
・2021年3月期に売上高470億円以上、営業利益33億円以上を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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