金正日総書記に重病説、北朝鮮の体制めぐるシナリオ

2009年 07月 13日 13:11 JST
 

 [シンガポール 13日 ロイター] 韓国の聯合通信TVニュース(YTN)は13日、中国および韓国の情報機関関係者からの情報として、北朝鮮の金正日総書記はすい臓がんを患っており、生命にかかわる可能性があると報じた。

 現在67歳の金総書記は前年8月に脳卒中で倒れたとみられており、後継に三男の金正雲氏を選んだことを示す動きがみられるなか、体制移行に伴う混乱の発生などを危ぶむ見方も出ている。

 以下は、北朝鮮の今後の展開として想定されるシナリオ。

 <円滑な体制移行>

 金総書記が比較的健康な状態を保ち、長く生き延びるほど、三男の正雲氏への権力移行がスムーズに行われる可能性が高まる。正雲氏が15年や20年の年月を権力固めに費やすことができれば、独裁国家体制を存続させる公算も大きくなる。

 また正雲氏は、金総書記の義弟である張成沢氏を後ろ盾に持つとされている。金総書記は4月、張氏を国防委員に昇進させており、多くのアナリストはこれについて、張氏をキングメーカーに据え、権力移譲体制を構築することが狙いだと分析している。

 このシナリオ下では、金融市場は北朝鮮の動向を注視するが、ネガティブにもポジティブにも大きな反応は示さない見通し。各国政府は正雲氏の意向が明確になるのを見守ろうとし、北朝鮮の対外政策にもほとんど変更はない見通し。 

 <体制移行が混乱した場合>  続く...

 
 
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