ドル93円半ば、1週間ぶり高値圏でもみあい
[東京 15日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ変わらずの93円半ば。前日海外市場では欧米株高を背景に円売りが進んだものの、アジア市場では日経平均が前日比変わらずの水準でもみあうなど株高が一服。円売りも続かなかった。
海外市場で一時93.78円まで上昇、円が急騰した8日以来1週間ぶりの水準をつけたドル/円は、93円後半で値動きが鈍った。積極的な買い手が見当たらず、早朝からの値幅はわずか25銭だった。ユーロ/円も130円後半と8日以来の水準でもみあいとなった。
東京市場は値動きが小さかったものの、世界的な株価の底入れを受けて、クロス円は軒並み円が急伸した8日の水準を回復している。きょうまでに英ポンド/円は152円後半へ、カナダドル/円は82円前半、豪ドル/円は74円前半まで値を戻した。
前日海外市場では、豪ドルの上昇が目立った。株価上昇で投資家のリスク回避姿勢が緩和するとの見方から買いが先行。さらに、起債やM&A絡みと見られるまとまった買いが豪ドルを大きく押し上げたという。豪ドルは対米ドルでも0.78ドル後半から0.79ドル前半へ急伸。13日につけた2カ月ぶり安値から切り返しが進んだ。
ニュージーランドのイングリッシュ財務相は15日、経常収支が赤字であることを考えると、NZドル安が望ましいと発言した。同国では14日にも中銀のボラード総裁が、輸出型経済に不可欠な企業投資などを促すため「今後数年にわたり、NZドルが持続的に弱い必要がある」と発言するなど、NZドルの下落を促す発言が相次いでいるため、「反応が限られた」(邦銀)という。
日銀はきょうの金融政策決定会合で、市場予想通り政策金利の据え置きを決めたと発表した。企業金融支援特別オペの期限を12月末まで延長したが、為替市場の反応はほとんどなかった。
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
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