米AIGがアリコをスピンオフへ、ニューヨーク市場でのIPO目指す

2009年 07月 16日 11:29 JST
 

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)は15日、生保部門アメリカン・ライフ・インシュアランス(アリコ)のスピンオフ(分離・独立)に向けて動き出した、と表明した。

 一方、関係筋は、AIGが生保大手メットライフ(MET.N: 株価, 企業情報, レポート)とアリコの売却で協議を継続している、と明らかにしている。

 AIGはアリコについて、ニューヨーク市場での新規株式公開(IPO)を念頭にスピンオフを進める、とした。

 AIGは6月、アリコを分離して新たな持ち株会社にするプロセスを開始した。分離後は、ニューヨーク連銀が90億ドル相当の優先株を取得する見通しとしていた。

 連邦準備理事会(FRB)と財務省は、AIG救済策の一環として2008年9月以降におよそ830億ドルを融資した。AIGはデリバティブ関連での損失発生で、08年に990億ドル超の赤字を計上した。

 アリコやアジア保険子会社であるアメリカン・インターナショナル・アシュアランス(AIA)の優先株をFRBに引き渡すことで、AIGの政府からの借り入れは最大260億ドル削減される可能性がある。

 AIGは、アリコのIPOは市場の状況による、との見方を示した。

 アリコは54カ国で営業しているが、収入の半分以上は日本での事業によりもたらされている。メットライフのロバート・ヘンリクソン最高経営責任者(CEO)は5月下旬、日本での事業拡大を切望しており、買収を通じて実現を目指す可能性がある、と述べた。

 
 
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