日経平均続伸、中国GDP材料視されず円高警戒で伸び悩み
[東京 16日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続伸。市場予想を上回った米インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)決算を好感した米株高を背景に輸出株などが買われ一時は200円を超える上昇となった。
ただ短期筋の買いが中心であり、長期資金は様子見を続けている。日経平均が9500円手前で伸び悩み、為替が円高方向に振れると一転売りが優勢になり、上げ幅を縮小させた。4─6月期中国GDPの伸び率は事前報道通りの7.9%となり材料視されなかった。
東証1部騰落数は値上がり965銘柄に対して値下がり587銘柄、変わらずが146銘柄。東証1部売買代金は1兆3896億円だった。
きょうも他市場に比べて東京市場の上値の重さが目立った。前日はインテル決算直後にオープンしながらも終値付近でのもみあいに終始。1日遅れて開いた米市場で株価が大幅高となったのを確かめてから、ようやく買いが入るという展開だった。
米企業決算の先陣を切って現地時間8日取引終了後に発表された米アルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算は市場予想よりも良かったが、翌日の米ダウは約4ドル高と反応が鈍かった。「同じような展開になる可能性があると警戒されていたため前日の日本市場では買いが鈍かった」(大和証券SMBC・グローバル・プロダクト企画部部長の高橋和宏氏)という。
だが、15日のNY市場では7月のニューヨーク州製造業業況指数が改善するなどマクロ指標の改善がみられたほか、原油やドルも上昇。全体的にリスク低下方向に動いたことで、東京市場にもようやく安心感が広がった形だ。
とはいえ東京市場の慎重ムードは続いたままで、後場にドル/円が93円台をうかがう円高への動きをみせると先物に売りが集まり上げ幅を縮小。前場、ロングポジションを作った短期筋が早くも売りに回ったと観測されている。市場では「円高警戒などで先物に売り圧力が強くなっている。戻りの鈍さを嫌気した個人の処分売りなども目立つ。今晩のJPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)、17日のシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)、バンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)など米金融決算を見極めたいというムードもある」(大手証券)との声が出ていた。
重い地合いを背景に場中に出た材料への反応も鈍くなっている。4─6月期中国GDP伸び率は前年同期比7.9%となり、第1・四半期の同6.1%から加速。エコノミスト予想の同7.5%も上回ったが、午前中に一部報道で7.9%との数字が伝えられていたため反応は薄かった。「期待感が強く中国株や香港株には、先回り的な買いが入っていたため織り込み済みとの反応になった」(準大手証券トレーダー)という。 続く...













