NY外為市場、ドル指数が一時6週間ぶりの低水準

2009年 07月 17日 08:35 JST
 

 [ニューヨーク 16日 ロイター] 16日のニューヨーク外為市場では、米JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)が同日堅調な第2・四半期決算を発表したことを受け、低リスク通貨としてのドルの需要が低下。ドルを売って高金利通貨を買う動きが先行し、ドルは主要通貨バスケットに対し一時6週間ぶりの安値に下落した。

 また同日発表された7月11日までの週の米新規失業保険申請件数が前週から減少し、1月以来の低水準となったこともドル売りを誘った。

 しかしフィラデルフィア地区連銀の7月の製造業業況指数が悪化したこと、また米大手金融機関の決算発表がまだ控えていることなどから、その後ドルは安値から戻している。

 経済統計の結果がまちまちとなったことで、17日に発表されるシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)とバンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算への警戒感が高まった。その結果、米株式市場は値動きの荒い展開に。IGマーケッツのシニア市場アナリスト、ダン・クック氏は「株式市場では値動きが荒い取引となり、これが外為市場にも反映されている」と指摘。「結局は、どんな楽観論が出ても悲観論にほぼ打ち消される状態となっている。週初からの動きを見て、市場参加者は、そろそろ利益を確定させておくべき時がきていると考えているのではないか」と述べた。

 主要6通貨に対するドル指数は一時6月4日以来の低水準に下落したもののその後持ち直し、前日より若干低い79.223となっている。

 ユーロ/ドルは0.3%高の1.4145ドル。一時は1.4165ドルまで上昇した。 

 英ポンド/ドルはほぼ変わらずの1.6440ドル。一時は1.6476ドルまで上昇した。

 米国では今週、ゴールドマン・サックス・グループ(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)やインテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)などが予想を上回る好決算を発表した。ただアナリストの間からは、市場には依然として警戒感が漂っているとの声が聞かれた。フォレックス・ドットコムのストラテジスト、ジャコブ・オービナ氏は「17日に、金融業界のなかでもあまり強くないとみられている金融機関数社が決算を発表する。その決算内容が予想よりも悪かった場合、17日の市場の状況はかなりひどくなる可能性がある」と述べた。  続く...

 
 

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