Reuters logo
日経平均急反発:識者はこうみる
2009年8月24日 / 03:16 / 8年前

日経平均急反発:識者はこうみる

 [東京 24日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は急反発。前週末比300円を超える上昇となり1万0500円台を回復した。7月米中古住宅販売やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が示した楽観的な見方を背景に、前週末にダウなどが高値を更新したことを好感。円高の一服もあって自動車やハイテクなど輸出株が買い戻された。市場関係者のコメントは以下の通り。

 8月24日、東京株式市場で日経平均は急反発。写真は3月、都内の株価ボード前で(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

●欧米株高を背景に年初来高値トライも

 <インベストラスト代表 福永博之氏>

 日経平均は米株高に加えて前週末大きく売られた反動で買い戻しが入り、急反発となっている。欧米株が堅調に推移する一方、上海などのアジア株も落ち着いてきており、市場には安心感が出始めているのではないか。売買代金が膨らむようであれば、月末・週末にかけて8月14日につけた年初来高値の1万0630円38銭クリアする場面も想定できる。

 鍵となるのは今週の7月新築1戸建て住宅販売など、米住宅関連指標だろう。引き続き住宅市場の回復が確認されれば、米株も一段高となる公算が大きい。

●欧米の株価上昇と中国の下げ止まりなどで買い先行

 <東京海上アセットマネジメント投信 シニアファンドマネージャー 久保 健一氏>

 前週欧米の株価が上昇したほか上海総合株価指数が下げ止まっていることなどを受け、日経平均株価も寄り付きから強めの動きになっている。上海株はテクニカル要因の調整は終わったとみられているが、それよりも米株価の日本市場への影響が引き続き強いことがわかる。

 足元では、欧米や中国の株価のほか、30日の総選挙での民主党の獲得議席、個別銘柄の投資判断、新型インフルエンザ、の3点が手掛かりとして注目されている。日経平均は下げそうで下げないが、だからといって足元の1万0500円後半から上値を追う感じでもない。

●楽観論広がり買い戻し急ぐ展開に

 <SMBCフレンド証券・シニアストラテジスト 松野利彦氏>

 実需筋の動きが目立たず商いが全体的に乏しい中でも、高寄りしてから押さない動きは、売り方が買い戻しを急いでいるからに他ならない。好調なマクロ指標やバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が示した楽観的な見方が手掛かりにされているが、にわかに広がった楽観論によって、市場センチメントが一変、踏み上げ相場を誘発した格好だ。

 景気に対する期待感が再び高まってきたことで、先行きは改めて第1四半期決算発表で示された、企業業績の回復を株価に織り込んでいくことになろう。米国株式に比べて日本株の出遅れ感が出ていることから、日経平均は14日高値を更新し、次の上昇ステージに入ることになりそうだ。

●通期上方修正を織り込む過程で一段高へ

 <みずほ証券シニアストラテジスト 北岡智哉氏>

 現状の株価がファンダメンタルズから大きくカイ離しているとはみていない。4―6月期決算では、企業経営者、アナリストともに先行きに慎重な姿勢を示したが、9月中間決算の内容が固まってくれば、通期上方修正に踏み切る企業も増えるだろう。

 通期見通しが上向けば、2011年3月期決算への期待感も高まる。11月ごろまでは上方修正期待を織り込む堅調相場が続くとみている。我々は来期のTOPIXベースのEPSを65程度とみている。PER20倍としてTOPIX1200―1400程度が11月ごろに向けた日本株のターゲットになる。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below