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米JPモルガンの第4四半期、ローン損失拡大目立つ
2010年1月15日 / 16:31 / 8年前

米JPモルガンの第4四半期、ローン損失拡大目立つ

 1月15日、米JPモルガンの第4・四半期決算は、投資銀行業務が引き続き下支えとなり、市場予想を上回る黒字となった。一方、住宅ローンやクレジットカード融資に絡む損失は膨らみ、消費者信用の回復を期待する投資家には冷や水となった。同社ロゴとトレーダー。昨年9月撮影(2010年 ロイター/Brendan McDermid)

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米JPモルガン・チェース(JPM.N)が15日発表した第4・四半期決算は、投資銀行業務が引き続き下支えとなり、市場予想を上回る黒字となった。一方、住宅ローンやクレジットカード融資に絡む損失は膨らみ、消費者信用の回復を期待する投資家には冷や水となった。

 同社株は午前の株式市場で一時2%超下落した。

 純利益は33億ドル(1株当たり0.74ドル)。トムソン・ロイター・エスティメーツによるアナリスト予想の1株0.61ドルを上回った。前年同期は7億0200万ドル(同0.06ドル)。

 収入(マネージド・ベース)は252億ドル。市場予想の268億ドルに届かなかった。

 第4・四半期の住宅ローン損失引当金は42億ドルで、前年同期比6億5300万ドル増。商業銀行業務のローン損失引当金も前年の1億9000万ドルから4億9400万ドルに拡大した。

 プライムモーゲージの純貸倒償却は5億6800万ドル、年率3.81%に急増。前年は1億9500万ドル、同1.2%だった。

 一部アナリストは、同社の信用コストに着目し、横ばいもしくは縮小を期待していた。

 ポイント・ビュー・フィナンシャル・サービシズの最高投資責任者(CIO)、デービッド・ディーツ氏は「当初期待されたような、景気回復に伴うさらなる動きは今回の結果からは読み取れない」と指摘した。

 注目されていた今年の業績見通しについても、明るいとはいえないという。カバナ最高財務責任者(CFO)は記者団との電話会見で、2010年について「慎重な見通し」を立てていると説明、「運がよければ」増配するとした。現在の配当は四半期ごとに1株0.05ドルで、多くの投資家は増配を期待している。

 ダイモン最高経営責任者(CEO)は「支払延滞に一定の安定がうかがえつつある一方で、消費者信用コストは引き続き高く、雇用や住宅価格も低迷が続いている」と述べた。

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