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ギリシャが借り入れであらゆる選択肢検討
2010年1月21日 / 02:06 / 8年前

ギリシャが借り入れであらゆる選択肢検討

 [アテネ 20日 ロイター] 財政悪化に苦しむギリシャは20日、個人向け国債発行の可能性があることを明らかにした。ただ、市場の反応は冷ややかで国債の保証料は大幅に上昇し、ユーロは下落した。

 ギリシャは今年533億ユーロの借り入れが必要とされている。パパコンスタンティヌ財務相は、個人向け国債発行を検討していると語った。

 記者会見を行った同財務相は、個人向け国債発行を検討するかとの質問に対し「ギリシャはあらゆることを検討している。ただ、これが唯一の解決策というわけではない。われわれはまだ何も決定していない」と述べた。

 ギリシャの財政悪化はユーロ圏にとって、ユーロ導入以来最も深刻な危機の1つに発展している。

 ギリシャの銀行の債券トレーダーは「借り入れをどうするのか、1月か2月に国債を発行するのか、どんな種類にするのか、政府は何も明確にしていない。これが債券市場の憶測を増幅させている。市場は明確な買い入れプログラムを求めているが、政府はまだ何も明らかにしていない」と述べた。

 グローバル・インサイトIHSのアナリスト、ディエゴ・イスカロ氏は、個人向け国債発行の検討は、政府が借り入れのために可能な措置をすべて活用しようとしていることを示すとし、個人向け国債は市場での調達より安く済む可能性があると指摘した。

 20日の取引では、ギリシャ国債10年物の対独連邦債利回りスプレッドが44ベーシスポイント(bp)拡大して309bpとなり、ユーロ誕生以来の最高水準を更新。

 ギリシャの債務1000万ユーロに対する保証料は過去最高の34万5500ユーロに上昇した。

 ギリシャ問題を受け、ユーロも対ドルで5カ月ぶり安値に下落した。

 ドイツ連銀のファブリティウス理事は20日、ギリシャが早急に財政問題を解決できなければ、ギリシャ救済に関する話は勝手に進み、ユーロに打撃を与えかねない危険な前例となるリスクがあるとの懸念を示した。

 同理事は「(ギリシャが)財政問題をコントロールできなければ、欧州内での救済に関する議論が激しさを増し、独自のダイナミズムで動くことになる」と述べた。 その上で「それはユーロの信頼性を損ない、通貨統合の基盤を揺るがす恐れがある」と警告した。

 債券市場では、ギリシャが1月中に国債の私募発行を予定しているとのうわさがあるが、パパコンスタンティヌ財務相は「そのような決定はしていない」と述べた。

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