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ギリシャと日本の国債の状況は全然違う=亀井金融担当相
2010年5月7日 / 03:18 / 7年前

ギリシャと日本の国債の状況は全然違う=亀井金融担当相

 5月6日、亀井金融担当相は、ギリシャの財政危機に言及し「ギリシャの国債と日本の国債の状況は全然違う」との見方を示した。昨年12月撮影(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 7日 ロイター] 亀井静香郵政・金融担当相は7日の閣議後会見で、ギリシャの財政危機に言及し「ギリシャの国債と日本の国債の状況は全然違う」との見方を示した。

 その上で「ギリシャの国債発行がある面で破たんした状況をもって、日本も国債残高が高いから大変だと短絡的な受け止め方をすると、本来起きなくていい混乱が起きる」と指摘した。

 亀井担当相は、日本国債の9割超が国内で消化されているほか、長期金利が世界的に低い水準にあると指摘し「日本は国に金を貸すだけの力がある。ギリシャは国力がないから外国から借金した。そうした違いがある。日本は米国債も買っている」と主張した。

 ギリシャの財政危機による株価などへの影響は日本も「受けざるを得ない」との見方を示した。実体経済が強ければある程度食い止められるが、経済力が弱まっていると「もろに影響を受けてしまう」と指摘し「(日本は)大波小波がドンドンかぶってくる中で、経済全体をどう強化するか真剣に考えないといけない」と述べた。その上で「ギリシャが大変になったから、日本も国債残高が高いからと慌てふためいて大変だといって、経済の処方箋に躊躇(ちゅうちょ)することになったら大変なことになる」と主張した。

 ギリシャ国債など関連する金融商品の日本の金融機関の保有状況については「詳細は承知していないが、大量に買っているという状況にはないのではないか」と述べた。

 日銀が、成長基盤強化の観点から民間金融機関による取り組みを資金供給面から支援する方向となっていることに関しては「日本経済の活性化で、狭い意味の金融政策だけでなくそういうところに乗り出していくのは、白川(方明)総裁にしては珍しく良いことを思いついたのではないか」と評価した。

 亀井担当相は「お金をただ機械的に、量的にじゃぶじゃぶに出すということでなく、もっと政策目的的に、具体的に産業活動への資金として供給しないといけない」と主張した。その一方で、借り手需要がないところに産業資金を供給するのは難しいとも指摘し「実需がどう発生していくかについて、政府が思い切った誘導(をする必要がある)」との認識を示した。

 (ロイターニュース 平田紀之)

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