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弱い米雇用統計でドルが85円割れ寸前、15年ぶり安値に迫る
2010年8月7日 / 02:07 / 7年後

弱い米雇用統計でドルが85円割れ寸前、15年ぶり安値に迫る

 [ニューヨーク 6日 ロイター] 6日のニューヨーク外国為替市場で、ドルが対円で15年ぶり安値に迫り、対ユーロでも値下がりした。この日発表された米雇用統計が弱い内容となるなか、経済をめぐる不安が広がった。

 8月6日、ニューヨーク外為市場で、ドルが対円で15年ぶり安値に迫り、対ユーロでも値下がりした。写真は米ドル紙幣。ソウルの銀行で昨年2月撮影(2010年 ロイター/Lee Jae-Won)

 7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が13万1000人減と、予想の倍以上減少し、景気回復のもたつきが浮き彫りになった。

 この日の雇用統計を含め、最近の指標は低調な内容が続いていることから、市場では、米連邦準備理事会(FRB)が景気の下支えに向け国債やモーゲージ担保証券(MBS)の買い入れ再開を迫られるのではないかとみられている。

 買い入れが再開した場合、米国債の指標利回りは一段と低下し、ドル建て資産の収益はさらなる圧迫が見込まれることになる。

 ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)のヘッドトレーダー、ダグラス・ボースウィック氏は、ドル保有は安全ではない、とした上で「量的緩和が復活する可能性があり、実現すれば利回りはさらに低下することになる。ドル買いに向かう理由はほとんど見当たらない」と述べた。

 ロイター・データによると、ドル/円は一時85.03円と85円割れ寸前まで下落、昨年11月以来の安値をつけるとともに15年ぶり安値となる84.81円に迫った。その後は0.5%安の85.43円で推移した。

 85円近辺は心理的にも重要とみられるなか、市場では「同水準割れは時間の問題」(GFTフォレックスのボリス・シュロスバーグ氏)との声も聞かれた。

 ユーロ/ドルは一時1.33ドルを上回り3カ月ぶり高値をつけ、その後0.7%高の1.3281ドルで推移した。

 英ポンドは対ドルで1.60ドル近辺と6カ月ぶり高値をつけた。

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