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イタリアで震災被災者なりすまし、TV出演で批判噴出
2011年3月30日 / 04:08 / 6年前

イタリアで震災被災者なりすまし、TV出演で批判噴出

 3月29日、イタリアで震災被災者なりすまし、TV出演した女性に対して批判が噴出している。写真は2009年4月にラクイアで発生した地震で崩壊した教会(2011年 ロイター/Daniele La Monaca)

 [ローマ 29日 ロイター] イタリアで2009年に発生した地震の被災者と偽ってテレビ出演した女性(50)に対し、視聴者などから批判が噴出している。この女性は、ベルルスコーニ首相の復興支援策を番組内で称えることで報酬を受け取っていたという。

 女性は25日、ベルルスコーニ首相が保有するメディアグループ傘下の民法テレビ局の人気番組に出演し、2009年の地震で大きな被害を受けたラクイラの現状についてコメント。「ラクイラは震災前の状況に戻るだろう。家には庭やガレージがある。首相に感謝したい」などと述べていた。

 しかし、実際はラクイラ出身ではないことがインターネット上で発覚し、28日になって謝罪。番組に出演し、震災被災者として原稿を読むことで300ユーロ(約3万5000円)を受け取ったいたことも認めた。

 2009年にイタリア中部ラクイラを襲った地震では、300人以上が犠牲となり、数万人が家を失って避難生活を強いられた。また被災者からは、政府の支援が十分ではなく、復興が遅々として進まないことへの不満も多く出ていた。

 ラクイラ当局は29日、番組に対して法的手続きを取ることを検討しているとし、番組司会者に自分の目で被災地を見るよう求めた。

 一方、司会者は番組が意図した「やらせ」ではなかったと主張。「番組ゲスト全員の身分証明を求めることは不可能だ。私はいつでもフェアだ。震災被災者支援の番組も多く携わってきたし、子供たちにテディベアも送った。恥ずべきこと、というのは受け入れられない」と反論している。

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