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福島原発事故、チェルノブイリとは非常に異なる=IAEA
2011年4月13日 / 02:39 / 6年前

福島原発事故、チェルノブイリとは非常に異なる=IAEA

 4月12日、IAEAのフローリー事務次長は、福島原発とチェルノブイリ原発の事故は非常に異なっているとの見解を示した。写真は10日、福島第1原発の映像。東電提供(2011年 ロイター)

 [ジュネーブ/ウィーン 12日 ロイター] 世界保健機関(WHO)と国際原子力機関(IAEA)は12日、日本の原発事故の評価が最も深刻なレベルに引き上げられたことについて、人体への影響リスクが高まったわけではなく、同事故が1986年のチェルノブイリ原発事故と同等であることを意味するものではないとの見解を示した。

 WHOのグレゴリー・ハートル報道官はロイターに対し、「人体への影響に関するわれわれの評価は、きょうときのうで変わっていない」と述べ、レベルが引き上げられた背景には、3基の原子炉から漏えいした放射線量を合わせて1つの事象と見なしたことがあると説明した。

 また「現時点で、人体への影響リスクは30キロの(避難区域)圏外ではほとんどない」との見方を示した。

 さらに、日本当局は、福島第1原子力発電所に深刻な被害をもたらした3月11日の東日本大震災と津波発生直後と比べて、かなり多くの情報を持っていると指摘。

 「彼らは放射線の累積線量を調べている。ただ、これは原子炉自体についてだ。原子炉の周辺には誰1人残っておらず、避難していることを忘れてはならない」と語った。

 またIAEAは、福島原発事故の評価がこれまでの「レベル5」から最も深刻な「レベル7」に引き上げられたことは、この事故が同レベルに評価されているチェルノブイリ原発事故に匹敵することを意味するわけではないと指摘した。

 IAEAのデニス・フローリー事務次長は記者会見で「福島原発とチェルノブイリ原発の事故は非常に異なっている。チェルノブイリ原発では運転中の原子炉が爆発した。大きな爆発で、数日にわたって大規模な黒鉛の火災が続いた」と説明。

 「(チェルノブイリ原発の事故は)上層大気に放射性物質を放出し、世界中に広げるほどの威力があった」と語った。

 一方、福島原発では地震時に原子炉が稼働停止し、圧力容器は爆発していないと指摘した。

 また、人と環境を守るための当局の行動を阻害していないため、事故の1カ月後に評価レベルが引き上げられたことは問題ではないとし、日本の危機対応を支持する姿勢を示した。

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