2011年5月9日 / 10:40 / 6年後

浜岡原発、地震発生確率高く他とまったく異なる=海江田経産相

 5月9日、海江田経済産業相は浜岡原発について、大規模津波が襲来するおそれがあるとの切迫性という特別な状況を踏まえたと述べた(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 9日 ロイター] 海江田万里経済産業相は9日、政府による浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の運転停止要請を中部電力(9502.T)が受け入れたことについて会見し、浜岡原発に大規模津波が襲来するおそれがあるとの切迫性という特別な状況を踏まえたとし、他の原発は切迫した状況にないと説明した。文部科学省などの調査で、30年以内に大規模地震が発生する確率が8割以上と高いことを重視したとしている。

 すべての原発を対象にした安全対策の確認結果から、現在運転中の原発の運転継続や、定期点検などで停止している原発の運転再開は安全上、支障がないことを確認したとし「確認の結果は、国として責任持つ」と述べた。

 浜岡原発も耐震・安全対策は適切に講じられ、法令上の安全基準を満たしているが、文部科学省の地震調査研究推進本部の長期予測では、マグニチュード8程度と想定される東海地震が30年以内に発生する可能性が87%と高く「きわめて切迫している」(海江田経産相)と指摘。これに東南海地震が連動する可能性もあるとし、「他の発電所とまったく異なる環境下にある」と分析し、「(浜岡原発の)特別な状況を踏まえたものであり、耐震性能自体を問題視するものではない。他の原発は切迫した状況にあるものではない」と強調した。

 浜岡原発も、2─3年かかるという防潮堤の設置など、中長期的な対策が完了し、原子力安全・保安院が確認すれば「再起動に十分な安全性を備えることになる」とした。

 海江田経産相は、中部電力が政府の要請を受け入れたことについて「多くの困難があったと思うが、迅速に対応していただき深い敬意を表する」と表明した。

 (ロイターニュース 平田紀之;編集 吉瀬邦彦)

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