中国株ファンド純資産、5カ月連続増で1兆円超に

2009年 07月 10日 16:32 JST
 

 [東京 10日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパーによると、国内で販売されている中国株ファンド(国内籍)の6月末時点の純資産残高は、5カ月連続で増加し、前月比22.4%増の1兆0019億7400万円となった。

 1兆円超えは2008年2月末の1兆1464億円以来です。同社の推計によると資金フローが8カ月連続で流入超となったほか、堅調な株式相場が残高増加に寄与した。また外国籍の中国株ファンドの残高は5月末現在573億4000万円だった。

 6月の中国株式市場は前月に続き、軒並み上昇した。ハンセン中国企業株(H株)指数は5.12%、香港ハンセン指数は1.14%、外貨建てB株と人民元建てA株の両方をカバーする上海総合株価指数は12.40%それぞれ上昇し、基準価額上昇に寄与。リッパー分類別の月間平均騰落率でも「株式型中国株」はプラス6.67%と堅調だった。

 一方、リッパーが推計した6月の資金純流出入状況によると、中国株ファンド(国内籍追加型)は約1165億円の流入超となった。「年初からの世界的な景気後退の中で、高い経済成長を掲げて株式相場の上昇を引っ張ってきたこともあり、投資家が中国をひとつの投資先として認識しつつある。他市場に比べてパフォーマンスがいいことも足元の資金流入に拍車をかけているようだ」(外資系投信会社)という。

 7月3日発行のリッパー・データ・リポートによると、6月末の中国株ファンド数は国内籍は前月から2本増え81本に、外国籍(5月末時点)は1本減の24本となった。

 6月末時点で純資産が最大の中国株ファンドは、野村アセットマネジメントが3月に設定した「野村新中国株投資」62006983JPで残高は約1311億円(5月末は1252億円)。2位は三井住友アセットマネジメントの「三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド」62003515JPで約703億円(同627億円)。3位はUBSグローバル・アセット・マネジメントの「UBS中国株式ファンド」62006062JPで約578億円(同536億円)。

 (ロイター日本語ニュース 岩崎 成子記者)

 
 
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