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金融庁長官に畑中監督局長、金融の円滑化と規律維持の両立課題
2011年7月26日 / 08:02 / 6年前

金融庁長官に畑中監督局長、金融の円滑化と規律維持の両立課題

 [東京 26日 ロイター] 金融庁は26日、三国谷勝範長官が退任し、後任に畑中龍太郎監督局長が昇格する幹部人事を発表した。8月2日付となる。

 畑中新体制は、東日本大震災後の復興を見据えた地域金融の円滑化を進めると同時に、金融分野で設けた例外措置がモラルハザードを生まないように金融規律を維持することが課題になる。

 震災後の金融円滑化に向けて金融庁は、銀行などに公的資金を注入するのに用いる金融機能強化法を改正し、公的資金注入時に経営責任を問わないなど、規律面での緩和策を相次いで打ち出した。こうした施策に対し、金融界や産業界からは危機対応として評価する声がある一方、金融機関などのモラルハザードにつながらないかと懸念も指摘されている。今後の金融秩序や規律の維持に向け、金融庁がどのようにバランスを取っていくかが注目される。

 畑中氏は監督局長として、日本振興銀行の破たんに伴う初のペイオフ発動を実施したほか、震災後に大規模なシステム障害を起こしたみずほ銀行と持株会社であるみずほフィナンシャルグループ(8411.T)に対する行政処分を指揮した。

 畑中氏の後任となる監督局長には細溝清史検査局長が就任し、検査局長には桑原茂裕総務企画局総括審議官が就任する。総務企画局長は、森本学氏が留任する。

 局長級の総務企画局総括審議官には、総務企画局審議官の森信親氏が就任する。同じく局長級で国際担当の総務企画局金融国際政策審議官は河野正道氏が留任となり、証券取引等監視委員会事務局長は岳野万里夫氏が留任する。

 長官に就任する畑中氏は、東京大学法学部を経て1976年に大蔵省(現財務省)に入省し、理財局国債課長や近畿財務局長などを歴任。2005年に金融庁総務企画局審議官、07年に検査局長、09年に監督局長に就いた。東京都出身。

(ロイターニュース 平田紀之;編集 田中志保)

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