[東京 8日 ロイター] 米アップル(AAPL.O)が、韓国サムスン電子(005930.KS)傘下の日本サムスンとサムスンテレコムジャパンを相手取り、サムスン製のスマートフォン「ギャラクシー」やタブレット端末「ギャラクシータブ」の日本での販売差し止めを求め、東京地裁に提訴していたことが分かった。
複数の関係者によると、アップル側はスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」や、タブレット型端末「iPad(アイパッド)」の特許が侵害されたと主張。「ギャラクシーS」、「ギャラクシーS II」、「ギャラクシータブ7.0」の販売差し止めとともに、1億円の損害賠償を求めている。東京地裁での最初の審理は7日に行われた。
両社は世界各国で訴訟合戦を激化させており、ドイツではアップルが起こした訴訟によって「ギャラクシータブ10.1」の販売差し止めの仮処分が出ている。また、オーストラリアでは、アップルによる訴訟の決定が出るまで、サムスン電子がギャラクシータブ10.1の新製品の発表を延期している。
アップルは一連の訴訟に関連して「サムスン製品のハードウェアの形状、ユーザーインターフェース、パッケージに至るまでアイフォーンとアイパッドに酷似しているのは偶然とは思えない。他社からアイデアを盗用されたときは、自社の知的所有権を守る必要がある」とコメントしている。
日本では、NTTドコモ(9437.T)がサムスン電子のギャラクシーとギャラクシータブを販売しており、ドコモは8日、高速・大容量通信「LTE」に初めて対応するタブレット端末としてギャラクシータブ10.1を10月上旬から発売すると発表した。山田隆持社長は記者団に対し「(ドイツで仮処分が決まったが)欧州で決まったことが日本に持ち込まれることは極めて少ないので、サムスンからは大丈夫だとは聞いている」と述べた。
(ロイターニュース 村井令二;編集 田中志保)
- ロイターをフォローする
編集長のおすすめ
注目のキーワード
ロイターニュースランキング


