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オリンパス、ジャイラスや国内3社買収で違法や不正はない
2011年10月27日 / 05:12 / 6年前

オリンパス、ジャイラスや国内3社買収で違法や不正はない

 [東京 27日 ロイター] オリンパス(7733.T)は27日、過去の買収案件についての詳細を公表した。マイケル・ウッドフォード元社長の解任をきっかけに、同社の過去の買収を巡り不透明な資金の流れが問題になっているが、オリンパスとしては、医療機器メーカーのジャイラス社や国内の新事業3社の買収に関して「違法もしくは不正な点があったという事実はない」との認識を改めて示した。 

 同社はジャイラス買収で6億8700万ドル(当時のレートで687億円)をフィナンシャル・アドバイザー(FA)に支払ったことなどを公表しているが、今回、その買収に際し、ストラテジックコンサルタントとして佐川肇氏が設立したAxesアメリカを選定していたことを明らかにした。Axesを選んだのは買収候補先との交渉能力を確認したためと説明している。

 Axesのほかに、FAとしてPerella Weinberg Partners、リーガルアドバイザーとしてWeil,Gotshal&Mangesが参画していたことも開示した。

 同社によると、コンサルティングフィーの総額2億4400万ドルの内訳は、基本報酬500万ドル、株式オプション部分が1億7700万ドル、現金による成功報酬が1200万ドル、ワラントの対価が5000万ドル。オリンパスからAxesへの支払いには、一般的なFA業務に対する報酬のほかにM&Aに必要な業務の包括的なコンサルティングの報酬や、FAのPerellaやWeil,Gotshalへの報酬も含まれているとし、「契約時に約定した報酬額であり、不当に高額とは考えていない」との見解。

 また同買収については、オリンパスの成長分野における戦略的M&A案件で、取締役会で決議されたとしている。 

 一方、アルティス、NEWS CHEF、ヒューマラボの新事業3社の買収についても、成長分野における戦略的M&A案件で、取締役会で決議されたと説明。ジャイラスとの関連性はないという。コア事業である医療事業とのシナジーを狙ったもので、3社買収にあたっては、株式取得に際して会社が一般的に行う手続きを履行したほか、一連の株式取得で重要な場面では、外部第三者機関による事業価値の算定が実施されていると指摘した。

 3社の減損処理に理由については、事業見通しが出資当初(06年5月と07年9月)の想定とかい離したことに加え、リーマンショックなど外部環境の悪化によるためと説明した。 

 オリンパスは、過去の買収案件に関して「憶測に基づく様々な報道がなされているが、当社の認識としては今回開示した内容が事実」とし、今後、第三者委員会を設立し、外部の有識者による公正な視点からの調査を実施する予定とした。

(ロイターニュース 大林優香;編集 宮崎大)

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