ダイムラー、サーベラスにクライスラー部門の大半を売却へ

2007年 05月 15日 06:57 JST
 

 [フランクフルト 14日 ロイター] ダイムラークライスラーDCX.NDCXGn.DEは14日、米クライスラー・グループの80.1%およびクライスラー関連の金融サービス会社を55億ユーロ(74億1000万ドル)で米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメント[CBS.UL]に売却すると発表した。

 1998年に独ダイムラー・ベンツ(当時)が米クライスラーを360億ドルで買収することによって実現した大西洋をまたぐ自動車メーカーの大型合併は、期待した成果を挙げることなく解消されることになった。

 今回のクライスラー売却は、米大手自動車メーカーがプライベート・エクイティーの手に渡る初のケースとなる。第3・四半期には売却が完了する予定。ダイムラークライスラーは名称をダイムラーに変更する。

 ダイムラーが発表した声明によると、クライスラーの従業員向け年金債務と医療関連費用はサーベラスに引き継がれないため、ダイムラークライスラーのキャッシュフローとしては、差し引き5億ユーロの減少となる。

 2007年の純利益は30─40億ユーロ減少する見込み。さらに、クライスラーの長期債務を引き継ぐため6億5000万ユーロの費用が発生する見通し。

 サーベラスのスノー会長は記者会見で「われわれのアプローチは基本的に長期的なもので、次の四半期を考慮しているわけではない」と述べた。 

 クライスラーのラソーダ社長兼最高経営責任者(CEO)は、今回の売却が2月に発表された人員削減計画の1万3000人を超えた削減にはつながらないとの見通しを示した。

 ダイムラークライスラーのツェッチェCEOは、売却がクライスラーの将来を保障すると同時に、ダイムラーへのリスクを軽減すると述べた。さらに、1998年の両社合併に伴う相乗効果が過大評価されていたことを認めた。   続く...

 
 
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