帝国ホテル株式33.16%を860億円超で取得へ=三井不動産

2007年 09月 28日 19:26 JST
 

 [東京 28日 ロイター] 三井不動産(8801.T: 株価, ニュース, レポート)は28日、帝国ホテル(9708.T: 株価, ニュース, レポート)の株式33.16%を1株あたり8750円、総額861億8750万円で取得すると発表した。三井不動産は日比谷地区の再開発などを進めたい考え。今回の資本参加で、帝国ホテルは三井不動産の持分法適用関連会社となる。両社の2008年3月期の業績に与える影響は軽微だという。

 会見した三井不動産の岩沙弘道社長は、帝国ホテル株取得の理由について「日比谷地区の再開発や、リゾート・ホテル分野での協力を検討していきたい」と説明した。ただ、具体的な計画については「どういうふうに日比谷・内幸町地区をどのように魅力的に出来るか、様々な角度から計画を進めている」(岩沙社長)と述べるにとどめ、明らかにしなかった。

 一方、帝国ホテルの小林哲也社長は「中長期的に考えると、建て替えなければならないときがくる。単独では資金力などを含め、選択肢に限りがある。三井不動産の資金力やノウハウを生かして企業価値向上につなげたい」などと語った。

 三井不動産による帝国ホテル株式の取得比率が33.16%にとどまったことについて、三井不動産の岩沙社長はホテル事業を営む考えがないため拒否権を持つ必要がないと説明し「(帝国ホテル株を)買い増しする予定はない」と述べた。帝国ホテルの2007年3月31日現在の大株主の持株比率は国際興業が39.58%で筆頭だった。

 岩沙社長は、提携効果が現れる時期などについては明言を避けた。ただ、今回の帝国ホテル株取得が2016年度までの中期経営計画に織り込んでいないとして、計画値が「上にいく可能性はある」(岩沙社長)との見通しを述べた。数値目標は09年度までを開示しており、09年度に営業利益で06年度比約35%増の2200億円などとしている。

 
 

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