アフガンでヘロイン中毒者が急増、背景に厳しい日常
[カブール 15日 ロイター] 世界最大のヘロイン生産国であるアフガニスタンでは、戦争や貧困などによる精神的打撃に対処する手段として、ヘロインを常用する人が急増して問題となっている。
首都カブール郊外では、かつては文化や科学の中心地だった被爆した建物に、100人を超えるヘロイン中毒者が生活している。
ヘロインを注射し始めて2年近くという17歳の少年は「イランの工場で夜間働いていたが、イラン人の工場主がアヘン中毒者だった」と語った。少年はその後ヘロインを使うようになり、今はカブールの路上でヘロイン代を無心する毎日という。
また、常用歴7年以上という24歳の男性は「しっかりした仕立て屋として一生懸命働いていた。仕事の負担を軽減するため、鎮痛剤として毎日アヘンを吸ったり食べたりしていた」と説明。「この惨めな状況から抜け出せるのか分からない。もしヘロインを買うお金に欠けば、体全体に激痛が走る」と語った。
国連によると、2007年の同国のアヘン生産量は世界供給量の93%に当たる約8200トン。2003年以降、人口に占める常用者比率は4%近くまで急増している。
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