スプレッドがワイド化、評価損への懸念広がる=米社債市場
[ニューヨーク 25日 ロイター] 25日の米社債市場では、スプレッドがワイド化した。市場では、サブプライムローン(信用度の低い借り手への融資)投資へのエクスポージャーで、さらに多くの企業が評価損の計上を迫られるのではないか、との懸念が広がった。
世界最大の保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)は、11月7日に発表する第3・四半期決算で巨額の評価損を計上するとのうわさが出て、25日の市場で株価が下落した。同社スポークスマンは、憶測にはコメントしないとしている。
あるトレーダーは「AIGをめぐるうわさが、金融や住宅ローン保険全体に影響しており、全体にワイド化が進んだ。メリルの決算で懸念が再燃したが、それが他の企業にも広がっている」と話している。
米証券大手メリルリンチMER.Nが24日発表した第3・四半期決算は、サブプライムモーゲージ関連で評価損79億ドルを計上した。
トレーダーによると、高格付け債のスプレッドは全体に約2ベーシスポイント(bp)拡大し、ジャンク債は0.5bp程度縮小した。
マーケットアクセスによると、メリルリンチの債券(表面利率6.4%、2017年償還)は、スプレッドが1bp拡大し178bpとなった。カントリーワイド・フィナンシャルCFC.N(表面利率6.25%、2016年償還)は68bp拡大し572bpだった。
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