みずほ証と新光証の合併延期報道、両社は「変更決めてない」

2007年 11月 9日 17:46 JST
 

 [東京 9日 ロイター] 9日付の日経新聞夕刊は、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)が9日、傘下のみずほ証券と新光証券(8606.T: 株価, ニュース, レポート)との合併を当初予定の2008年1月から延期する方向で最終調整に入ったと伝えた。

 みずほ証券のサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に絡む損失が1000億円超に拡大する可能性があり、2008年3月期業績を見極めて合併比率などを見直す必要があるとの判断に傾いたとしている。 

 これに対し、みずほ証券と新光証券は「合併比率の見直しは現在協議中だが、合併期日の変更を決めた事実はない」とするコメントを発表。みずほFGも、損失が1000億円超に拡大するとの報道について「憶測によるもの」とのコメントを公表した。  

 みずほ証券は10月26日に07年9月中間決算を発表、純損益が270億円の赤字(前年同期は110億円の黒字)になった。CDO(債務担保証券)業務で、証券化商品の評価損260億円を計上したほか、トレーディング損益が不調だったのが主な理由だった。

 みずほ証券は、ロンドンの子会社、みずほインターナショナルで証券化業務を展開。保有するCDO(債務担保証券)やCDO組成のために取得していた金融資産の評価損を計上した。みずほインターは、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)業務や、サブプライムローンを取得し証券化する住宅ローン担保証券(RMBS)業務は行っていないものの、信用収縮の影響がCDO業務にも波及したと説明している。みずほ証券は、証券化商品に対するエクスポージャーを公表していない。 

 今月5日には、みずほ証券の赤字転落を受けて、同社と新光証券(8606.T: 株価, ニュース, レポート)との合併について、株式交換比率の見直しに関する協議を開始したと発表していた。

 両社が07年3月29日に締結した合併契約書では、みずほ証券の株式1株に対し、新光証券の株式343株を割り当てることで合意していた。

 (ロイター日本語ニュース 布施太郎 記者;編集 石田仁志)

 
 
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