野生のパンダ、ササの開花で「餌不足」の恐れも

2007年 11月 13日 16:48 JST
 

 [北京 12日 ロイター] 中国南西部の山岳地帯に生息する野生のパンダは、主食であるササの開花により、餌不足の危機に直面する恐れがある。国営メディアが12日に伝えた。

 2万4000ヘクタールのササ繁茂地を監視している野生動物保護の担当者は、11日に行われたパンダの繁殖に関する会議で「餌不足」を警告。同担当者は「四川省では2005年以降、14の郡で9種類のササの開花が観測されたが、これはパンダが食べる量の30%に相当する」と指摘した。

 その上で「野生パンダの餓死はまだ報告されていないが、ササの開花地域は拡大しており、パンダへの影響を注視しておくべきだ」と述べた。

 中国の山岳地帯では、1984年と1987年にササが一斉に開花して枯死したことがある。

 パンダが食べるササは約20種類。陝西省にある絶滅危ぐ種の研究所では、パンダの食餌習性を広げる試みも行われている。

 
 
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