米フレディマックの第3四半期は赤字幅拡大、貸倒引当金を積み増し
[ワシントン 20日 ロイター] 連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)が20日発表した第3・四半期決算は、赤字が拡大。住宅価格の下落や信用収縮を受けて、住宅ローンのデフォルト(債務不履行)が増加した。
純損失は20億ドル(1株当たり3.29ドル)となった。前年同期の損失は7億1500万ドル(同1.17ドル)。市場予想平均は1株損失が2.16ドルだった。
決算発表後、同社の株価は23%安と11年ぶりの安値に下落した。
第3・四半期には純資産のフェアバリュー(公正価格)が約81億ドル減少した。住宅差し押さえの増加に伴い12億ドルのクレジット損失引当金を計上したほか、住宅ローン支払い保証手数料を引き上げたことを明らかにした。
損失拡大を受け、フレディマックは米連邦住宅公社監督局(OFHEO)が求める資本基準を確実に満たすため、資本増強を迫られるている。同社は「非常に早期の」資本拡大について調査を進める目的で、ゴールドマン・サックスとリーマン・ブラザーズと契約したことを明らかにした。
また、第4・四半期配当を半分に減らすことを検討しているとした。
ピツェル最高財務責任者(CFO)は「住宅市場が悪化すると、明らかにその影響を被る。市場が現在のような状態では一段の費用を計上することは明らかだ」と述べた。また「信用状況の動向と2007年の業績を踏まえれば、資本増強が必要だと考えている」と語った。
同社は声明で、資本増強のために優先株を売却する可能性があると述べた。格付け会社フィッチ・レーティングスは20日、フレディマックの優先株格付け「AAマイナス」を引き下げ方向で見直すと発表した。
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